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Interface編集部ブログ

新社会人の育成に向けて

インターフェースZERO No.1の第2章,第8章の筆者紹介 

名前:増田 晃章

経歴:組込みハードウェア、ソフトウェアの開発に従事し、現在、(株)富士通ラーニングメディアにて、研修事業に従事、組込み分野の講習会講師を担務。
  

名前:吉田 悦康

経歴:(株)富士通ラーニングメディアにて、研修事業に従事し、インフラ、C言語、組込み分野の講習会講師を担務、現在、Webシステム・クラウド系分野のSEとして開発業務に従事。

名前:奈良 久美子

経歴:(株)富士通ラーニングメディアにて、研修事業に従事し、
インフラ、C言語、組込み分野の講習会講師を担務、
現在、金融系SEとして開発業務に従事。

 

●2011年度の新社会人を振り返って

 2011年度新社会人の入社直前直後にまとめられた各団体の意識調査では、、ここ数年の傾向と異なり、「明るく前向きで積極的な姿勢、逆境に強い自分たちだからこそ社会を変えられる」といった意識を持っていることが伺えました。

 実際の新入社員研修を通して新社会人と接する中でも、「ゆとり世代」の傾向はありつつも、これらの前向きなマインドが彼らの成長を加速させました。この成長意欲を支援する工夫や仕掛けをうまく取り入れることによって、ここ数年の新社会人以上の成長が見られました。

2012年度新社会人の育成に向けて

 2012年度の新社会人についても、少なからず2011年度と同様な傾向にあると考えます。昨年度の傾向として、自発的に意識を変えるきっかけや動機付けがあればいくらでも変われる、ということが示されました。言い換えれば、新社会人の間に意識の変革を起こすことが新社会人の育成を考えるうえで非常に大切であり、社会が、或いは、企業が期待する人材像に新社会人が共感できてこそ、実現に向けて意識を変革できるのだと考えます。

●新社会人のための技術者教育について

 日々変化するものづくりの環境の中で、企業や開発現場には、変化に対応しながら常に成長し続けられることが求められています。そして、その企業や開発現場をささえていくのは、将来「プロフェッショナルとして成長し続ける人材」であり、育成の入り口となる新社会人のための技術者教育はそれを育成する「土台づくりの場」
であると考えます。
 そして、そういった「土台づくりの場」において、「プロフェッショナルとして成長し続ける人材」の育成を目指すためには、以下のようなコンセプトが重要になってくると考えます。

  • 学生から社会人へのマインドチェンジを行い、プロフェッショナルマインドが定着するよう徹底指導し、プロフェッショナルとして「深く考え抜く力」「果敢に挑戦するマインド」「前進する行動力」を養うためのカリキュラムや演習に取り組ませていく必要がある。
  • 開発に必要な基礎知識や、開発言語・ハードウェア・OS・開発プロセスなどを幅広く学習できるカリキュラムの中で、単にプログラミング技術を学ぶのではなく、システムや製品開発の疑似体験を通して、プロジェクト活動の基本を体得させる必要がある。
  • ビジネスシーンで求められる問題解決力、文書作成力といったビジネスの基本スキルを身につけさせる必要がある。

   

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