多態・隠蔽・関連などをC言語で実装する
特集 オブジェクト指向の実装技法入門
オブジェクト指向に関する文献を目にする機会は多くなったが,具体的な実装を詳細に説明したものは意外に少ない.そこで本特集では,多くの技術者に親しみ深いC言語を使い,オブジェクト指向のいろいろな概念を実装する手法について徹底解説する.
まず,オブジェクト指向とはどんなものかを,プログラミングの面から解き明かす.また,オブジェクト指向の効果的な導入を阻害する一因でもある「操作」「インターフェース」「多重度」などのわかりにくい用語を,UML表記も示しながらやさしく解説する.
そして,「オブジェクト」「クラス」「多態」「隠蔽」「関連」といったオブジェクト指向の概念をC言語のプログラムにどうやって落としていくかの詳細を,サンプルコードを示して解説する.最後に,オブジェクト指向とあわせてよく取り上げられるデザインパターンについて,現場技術者の目から目的別に分類し,説明を加えた.
第1章 これだけわかっていれば大丈夫!
オブジェクト指向で何ができるのか?
Appendix オブジェクト指向のおはなし
第2章 ユースケースとシナリオが重要となる
オブジェクト指向分析の基本
第3章 アーキテクチャ設計→メカニズム設計→詳細設計と進んでいく
オブジェクト指向設計の基本
第4章 多態や隠蔽の実装を解説
オブジェクトやクラスをC言語で表現する
第5章 多重度のちがいによって実装手法が変わる
Cによる関連の実装
第6章 クラス,オブジェクト,多態などを使った
Cによる例外の実装例
第7章 プログラマのちょっとした知恵をカタログ状に並べて使う
デザインパターンの概要
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