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ウェブカメラといっても、その方法はいろいろと考えれます。 ここでは、かなり簡単な方法として、クライアントマシンからカメラのデータをWebサーバにFTPでアップロードするという方法で実現してみます。 |
運用中のウェブカメラ | http://www.cqpub.co.jp/od/webcam/ |
用意するもの
■PCカメラ(USB接続)
これは、どんなタイプでもよいはずですが、なかにはうまくいかないものもあるという情報を耳にしました。そんなはずはないと思うのだけれどなぁ〜(半信半疑)。私が試したのは、レクトンVU350、C.U.C.US(アスメック)、CREATIVEのWEB
CAM3USBの3機種です。予算によってピンきりでしょうから、お財布と相談してください。もちろん、使用するOSに対応している必要があります(言うまでもなく、あたりまえですが)。
■PC(USB端子あり)
USBで接続したPCカメラのデータを処理します。画像処理したデータは一度HDDに書き込まれ、それを一定時間ごとにWebサーバにFTPでアップロードします。
※USB端子のない古いPCの再利用として考えていたので、パラレル接続のPCカメラを探しましたが、なんと見つからない(涙)、1,2年前には結構見かけたのになぁ〜。
※しょうがないので、USBポート増設ボードを挿して使いました。USBポート増設ボードは、3000円程度でした。ちなみに、マシンは、DELLの5166で、1ギガのSCSIのHDDが乗ってます(懐)。メモリは64メガで使っています。CPUはペンティアム166メガヘルツです。
※当初Windows98SEで運用を考えていました。しかし、挙動が不安定だったので、WindowsMEにその後グレードアップしています。
※原稿(OpenDesign2000年12月号)を書く時点では、セレロンが900メガヘルツ程度で動いていたマシンを使っていました。
■ソフト
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ListCam(MuseIshikawa氏作) | ![]() |
キャプチャソフト |
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DT_FTP(MuseIshikawa氏作) | ![]() |
常駐型FTPソフト |
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桜時計(宇野信太郎氏作) | ![]() |
NTPクライアントソフト |
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りぶ〜た99(佐々木秀幸氏作) | ![]() |
リブートソフト |
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TweakUI(マイクロソフト社) | ![]() |
Windows用上級者ツールpowertoy |
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TweakUI日本語化キット(X-Toysを日本語化する プロジェクトチーム むっちゃん氏 + EP82改/かず氏 + 松岡 宣氏) | ![]() |
日本語化キット |
TweakUIとその日本語化に関しては、http://hp.vector.co.jp/authors/VA004161/twui.htmの
むっちゃんのホームページがとても参考になります。
お決まり事ですが、一応、念のために書いておきます。ここで紹介する記事に関しては、ソフト制作者および紹介している私、それとCQ出版社は、動作を保証するものではありません。もし不幸にも動作しなかった場合は、自己解決が基本です。また、ネットワーク上のコミュニティでサゼッションを受けることができる場合もあります。
作業の流れ
まずPCカメラを使えるようにします。USB端子に差し込むとWindowsがデバイスを探しはじめますから、このあとはPCカメラの説明書どおりにデバイスドライバをインストールします。
次にListCamをインストールします。ListCamのプレビューでカメラのキャプチャ画像が見えるはずです。
DT_FTPをインストールします。キャプチャした画像ファイルが一定間隔でWebサーバにアップロードできるよう確認します。
※以上でとりあえずの機能実現はできますが、念のために、私は以下の作業をしました。
桜時計をインストールします。NTPサーバから時刻情報をもらい、クライアントマシンの時刻を修正します。かなり便利と感じています。
りぶ〜た99をインストールします。リブート関連のソフトはかなりの数が公開されています。全部を試したわけではありませんが、このりぶ〜た99は十分に目的を果たしてくれています。このソフトで適当な時刻に一日に一回リブートさせています。
TweakUIというマイクロソフト社が無保証で公開しているWidnows用上級者向けツールがあります。これを日本語化してインストールします。というのは、クライアントマシンがLAN上にあり、リブート時にLANにログオンさせる必要があったからです。このTweakUIを使うと、自動ログオンが簡単にできます。
また、早いマシンを使う場合は、このTweakUIの機能を使ってリブートする時間を調整します。早いマシンでは、60秒以内にリブートが完了してしまうと、リブートソフトがもう一度、計2回リブートさせてしまうためです。(たいした問題ではないと思っていますが、念のために)
※クライアントマシンを設置する位置にもよりますが、セキュリティには十分注意しましょう。
設定
ListCamの設定によって、30分間隔でキャプチャするデータ(時刻に関係なく同じファイルネーム)と、定時0分と30分にキャプチャするデータ(ファイルネームは時間分.jpg)をWebサーバ上のHTMLで表示するようにしています(詳細は運用中のサイトのHTMLを見てみてください)。
http://www.cqpub.co.jp/od/webcam/
http://www.cqpub.co.jp/od/webcam/past.html