4.Win95か98か、はてはLinuxか
普通DOS/Vマシンでロースペックの物は、Win95辺りをOSとして動かしても取り敢えず使用できるわけだ。その他にも冒頭に書いたように私はDX4/100MHzのマシンにメモリを32M載せ、メールサーバ、Webサーバ、DNSサーバとして使用している。最初少々不安もあったが、サーバとして利用する場合、Linuxをインストールし、X-Windowシステムは必要としないので、マシンにかかる負荷はかなり軽いものである。ただ起動に少々時間が掛かるのが難点であると思っていたが、再起動は殆ど行われないので、今のところまったく問題はない。強いて言えば、古いマシンは540M以上のハードディスクを認識しない可能性があるので、HDがクラッシュしたときのために540Mとか340Mのハードディスクを1台か2台ストックしておく必要がある。これは、既に新品は手に入らないので、不要になった程度の良さそうな物を見つけてくるか、大きいサイズのHDのパーテーションを切り直すか、HDを積んだペンティアム100MHz以下のロースペックのマシンを見つけて来るしかない。HDを手に入れるためにジャンクマシンを買ってくると言うのも変な話だが。
さて、現在稼働しているDX4/100MHz Linuxマシンのレスポンスはどんな物かというと、正直言って、以前クラッシュしたマシンがAMD-K6-2/266MHzマシンであったのにも関わらず、まったく引け目を取らない役割を果たしている。むしろ以前よりメールサーバを利用する人数は確実に増えている。ちなみに現在40人分のメールアドレスを管理し、Web、DNSとして活躍している。ただ、いつクラッシュしても良いようにバックアップを考えておかなければならない。
他にサーバと言うと最近すっかりマイナーになってしまったNetwareサーバへの利用も考えられる。私が管理しているNetwareサーバは現在6年ほど動き続けているが、確かペンティアムの160MHzか何かだったと思う。RAIDでHDを3台載せているおかげでクラッシュ時も対応できるのだが、これだけのスペックでファイルサーバとしては高速でまだまだ使える。ちなみに100台のクライアントがこのサーバを利用している。トラブルは幸い一度も発生していない。ちなみに一番Netwareサーバが活躍するときは、コンピュータ実習室マシンHDのバックアップと復旧である。FDに起動スクリプトと復旧用バッチを準備し、自動的に復旧させることができる。まるまるHDを書き換えるが、かなり高速である。
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