7.ジャンクを見つけるコツ
近所にジャンクを扱うお店がある。週に数回巡視に行くのだが、ジャンクとは言え、本当にジャンクな物は滅多にない(販売しているのだから当たり前なことだが)。しかし、保証もないので、購入には目利きを必要とする。
最近ノートパソコンのジャンク品をよく見かけるのだが、さすがに液晶画面が付いているだけあって高価である。加えて小型であり、動作確認はできないので、購入にはかなり勇気が必要である。また、ノートの場合ACアダプターの調達が難しい場合も考えられる。私は電圧の変化とソケットの+と-の入れ替えが可能なACアダプターを持ち合わせているが、出力電流が小さくてノートパソコンには使えない場合があった。だから、ACアダプターもジャンクで見つけたほうが良いかもしれない。
デスクトップ機の場合、当然ながらCPUに何が使われているかが問題であるが、現在ジャンクとして出回っている物で486DX2/66MHz以下の物には殆どお目にかかれなくなってしまった。だから、CPUを吟味しながらも、むしろメモリの量に注目したほうが良いかもしれない。ときどきDX4/100MHzメモリ40Mなんて言う機械があったら、申し分ない。
でも、ときどきメモリスロットが少ないマシンがあるので、マザーボードを覗くことができれば、スロットの沢山あるマシンを選ぶべきである。手元にある4MのSIMM等は使い道はないのではと思っていたが、余ったスロットに沢山差すことにより再利用することができたことがあった。それから、CD-ROMドライブが壊れていたりないマシンもあるが、1000円程度で低速のドライブが手にはいるのでIDEケーブルにプライマリかセカンダリかの設定を確認して接続すれば良い。FDドライブも同じく1000円程度で中古が手にはいる。ただ注意が必要なのは、接続する帯状のケーブルにいくつかのソケットが付いておりAドライブにするかBドライブにするかによって接続するソケットが違うので注意が必要だ。一番端で手前にケーブルのねじれがあればAドライブ用である。ソケットが1つしかなければそのまま差せばよい。
IDEのトラブルで”HDもCD-ROMも認識されない”なんて言うことがあるが、その場合は殆どプライマリ/セカンダリの設定が間違っているか、ケーブルの差しかたが違っている。帯状のケーブルは赤い印が通常どちらかについているが、赤い印の付いているほうが1番ピン側である。ソケットをよく見ると1番ピンの位置が明記してある。FDドライブのコネクタも同様である。
ジャンクは基本的に”捨て値”であると思われるので、一度や二度の失敗には懲りずに試してみることをお勧めする。
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