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バースト・モード (burst mode)

 1回の読み書き命令で,指定したアドレスから連続したアドレスのデータを一括処理するモード.連続したアドレスが32バイトのとき,x-y-y-yと表示して,その速度を表す.ただし,この単位はシステム・バス・クロック・サイクルである.この転送サイクルをバースト・システム・タイミングと呼んでいる.
 xとyは,それぞれ1番目と2〜4番目のアドレスにあるデータを読みとるのに必要なバス・クロック・サイクル数を示す.例えば,最初のデータを読み出すのに5クロック,続くアドレスに対して,それぞれ3クロックを必要とするなら5-3-3-3である.この値は,同じDRAMチップを使っていても,システム・バス・クロックの速さ,チップ・セットの設計,モジュールの設計などによって異なる場合がある.
 一般にDRAMの速さはnsで表示するが,非同期DRAMでは,単独あるいはバースト・サイクルの最初のデータを処理するのに必要な時間,すなわちアクセス時間を示している.
 一方,同期型のSDRAMは,バースト・サイクルの2番目以降のデータを処理するのに必要な時間(同期が取れる時間)が表示されている.したがって,12,10,8nsと表示されている場合,この逆数が同期最高周波数となる.  


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