未来のモノづくりを支える
外資系企業の「技術営業」という
お仕事

ドイツに本社を置く制御機器メーカ
ベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長
川野 俊充

 


写真1 川野 俊充さん
マイコン少年だった中学生のころ某雑誌編集部に入り浸り,
母親から連れ戻されたことも!

 

産業機械の開発から運用まで手を差し伸べる

 私たちの仕事は,自動車やエレクトロニクス製品,食品などの工場で導入されるロボットや工作機械の自動化をお手伝いすることです.

 

技術的な問題解決能力が問われる仕事

 一般的に営業職は,定形物を売る場合が多いですが,技術営業は,顧客ごとにオリジナル商品を開発して提供します.技術的な問題を解決・提案し,顧客やパートナ企業とビジネス・モデルを確立します.
 例えば,@多数のサーボ・モータ軸を短い周期で制御しつつ,独自の補間アルゴリズムをC++で記述したい,Aカメラ映像をAIで解析し,製品の良品判定を自動化したい,BVRで機械内部のメカ動作を確認したいなどの顧客からの要望に,専門外でも取り組む必要があります.
 社内外とコミュニケーションを取りながら,最適な技術を調達し,システム化していきます.ドイツ本社とは英語でやりとりします.日常会話レベルの英語力があれば,業務上の問題はありません.Google翻訳やSkypeを駆使して意思疎通をはかっています.

 

最先端技術を集結した最近の事例

 2017年末に発表したマルチモーダルAIロボットは,国内外のパートナ企業7社の汎用的な要素技術(ロボット・アーム,VR,AI,多肢ハンド/ 触覚デバイス)を組み合わせて実現できました.最先端プロジェクトに参画できるやりがいのある仕事です.

 


写真2 4Core Atomプロセッサを搭載した手のひらサイズの
産業用コンピュータ「C6015」
(幅40×高さ82×奥行82mm)
ファン・レスながら最高55℃の環境下でも動作する.Windows 10と
PLCソフトウェアTwinCATを載せるとリアルタイム制御が可能



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