ルネサス,高専生の海外インターンシップ受け入れを表明

 ルネサス・グループは,2013年から,シンガポールと台湾の子会社で,高専生の海外インターンシップを受け入れる.

 3月25日,(独)国立高等専門学校機構とルネサス ソリューションズが調印式を行った.

 学生はルネサス エレクトロニクス台湾またはシンガポールにて,セットメーカの技術サポートを行う.例えばマイコンのプログラムを開発したり,新製品の仕様を解説したりする.

 

 高専生の海外インターンシップを受け入れている企業は,次の15社.


 2012年は全国の高専から約30名が海外インターンシップに参加した.

 国立高等専門学校機構では,年間100名を海外に派遣できるように,企業に協力を求めていく.

 

 国立高等専門学校機構の小畑理事長は,「創造的かつ実践的な学生を育てるのが高専の役割.在学中に現場を知ってもらい,社会で生きていくためには,専攻している学問だけでなく,より広い分野の学問に精通していることが大切と気付いて欲しい. 例えば英語が話せるのはもちろんだが,それよりもコミュニケーション能力,問題を発見・解決する力,交渉能力などについて,自分に足りない点に気付き,それを学生のうちに補って欲しい」と言う.

 

  写真1

 調印式の参加者

 写真2

 国立高等専門学校機構 小畑 秀文理事長(左)とルネサス ソリューションズ 須田 眞二社長(右)