ルネサスとマルツ,中学校の授業向けライン・トレース入門キット「マイコンレーサー」を発売

 ルネサス エレクトロニクス(以下ルネサス)とマルツエレック(以下マルツ)は,中学生を対象としたライン・トレーサ・ロボット組み立てキット「マイコンレーサー(MMCR-FS)」(写真1)を発売する.

 

 本キットは,基板モジュールの前方に搭載されたフォトインタラプタ4個を使用して,路面のラインを読み取り,ラインに沿って走る(写真2).

 またUSBコネクタ(タイプAとミニB)でパソコンと接続し,「ブロック・コマンダー」(写真3)というツールを用いて機能ブロックの組み合わせでプログラムを組む.

 プログラム次第では90°のカーブ(クランク)や車線変更(レーン・チェンジ)も可能.

 本ツールはWindows XP/Vista/7に対応する.

 

 本キットには基板やモータ,タイヤ,電池ボックスなどが入っており(写真4),プラス・ドライバで組み立てる(はんだ付けは不要).

 搭載しているマイコンはルネサスのR8C34C.本体の基板サイズは幅60mm×全長140mm.

 中学校の技術家庭科の授業「計測と制御」の教材を想定して開発したという(写真5,写真6).

 

 発売はマルツにて2013年7月31日から,価格は2,980円(税込み)を予定している.

 

【関連URL】マルツのマイコンレーサーのページ
http://www.marutsu.co.jp/miconracer/

 

写真1

組み立てたマイコンレーサーの外観

写真2

ラインの幅は19mm

写真3

ブロックボタンを配置することでプログラムできる

写真4

付属品あれこれ

写真5

入力→処理→出力を授業で理解しやすくなっている

写真6

これまでのライン・トレーサの中でも一番,初心者向きとのこと