岩本慎太郎
ANUX for Android(以下 Anux)は、aitendo様で開発されていた、Android&Linuxの共用ハードウェアプラットフォームにすることを目的として開発されていた基盤です。現在では諸事情により開発は中止されてしまい、Androidのみが動くボードとして販売されています。
自分は普段はマイコン等を使っており、Anuxの様なOSの動くボードは初めてですが、自分が思った利点、欠点を下にまとめます。
そのままだとショート等の危険があるためケースを自作しました。
図1 自作ケース(画面附属)
マウスでも慣れればアンドロイド標準のキーボード(画面内に表示されるキーボード)で十分打てたので、外付けのキーボードは使っていません。また電源のコネクタを手持ちのものと交換しています。
図2 自作ケース(縦置き)
画面を外せば縦にしたり横にしたり自由に置くことが出来るように設計しており、HDMIを通じてテレビと接続し、テレビ画面でインターネットをするなども可能です。
ケースを作ってからいろいろ試したのですが、以下の事が分かりました。
図3 TVリモコンAnux概要
PICの18FシリーズのUSB機能を使用し、PICを標準キーボード・マウスとしてAnuxに認識させます。
PICには赤外線受信モジュールが付いており、TVリモコンからの赤外線受信情報をキーボードのキー、もしくはマウスの移動に割り当ててAnux側に送信します。
これによりTVリモコンによって画面をAnuxに切り変えた後そのままのリモコンでネットサーフィンなどが出来るようになります。
現在は私情で忙しくほとんど作業できていませんが、機会があれば完成させたいと考えています。
本レポートの作成にあたりAnuxを提供してくださったAitendo様、ありがとうございました。