セキュリティ達人を目指す学生集まれ！
締め切り迫る！ 4泊5日の「セキュリティ・キャンプ全国大会2014」参加者募集，高度なのに無料という太っ腹
編集部
セキュリティ・キャンプ実施協議会と独立行政法人 情報処理推進機構（IPA）は，情報セキュリティへの関心が高く，技能を高めたいという意欲のある22歳以下の学生・生徒を対象とした「セキュリティ・キャンプ全国大会2014」を，2014年8月12日（火）〜16日（土），クロス・ウェーブ幕張（千葉県千葉市）にて開催する．参加費用は無料で，自宅と会場間の交通費，宿泊費，食事代，講義代，テキスト代，機器使用料はすべて主催者が負担する．募集人数は約40名で，応募用紙を基に審査・選考が行われる．募集期間は2014年6月16日（月）17時（必着）まで．
セキュリティ・キャンプは，これからの情報セキュリティの課題に適切に対処できる人材を発掘・育成することを目的としている．第一線の講師陣による，高度でユニークな演習が魅力だという．また，これまで実際にセキュリティ・キャンプに参加した卒業生のつながりも強く，一つの大きなコミュニティとして機能しているという．
今回のセキュリティ・キャンプでは，以下に示す四つのクラスを開講する．クラスごとに約10名の参加者を募集している．
- ・ソフトウェア・セキュリティ・クラス
社会問題化している標的型攻撃などへのインシデント・レスポンスを教材として，脆弱性攻撃対策やマルウェア解析，フォレンジックなどの分野において，攻撃者の思考や意図を先回りした対策を導き出せる人材を発掘・育成する． - ・Web・セキュリティ・クラス
現在のWebアプリケーションやスマートフォン・アプリケーションに使われている基礎技術（HTMLやJavaScriptなど）には付随する脆弱性や未解決の課題があり，多くの研究および発展の余地がまだまだ残っていると考えられる．本クラスでは，これらの技術に対する，新たな攻撃技術の開発や対応技術を進化させられる人材を発掘・育成する． - ・ネットワーク・セキュリティ・クラス
実際のネットワークにおける攻撃の検知や，適切な防御策を講じられるとともに，今後出現するであろう新しい攻撃やその対応技術について提案・実装を行えるレベルの人材を発掘・育成する． - ・セキュアなシステムを作ろうクラス
何らかのシステムの開発を通じて，セキュリティについて学ぼうというクラスである．2012年まではOS（Operating System）に関する開発に限定していたが，2013年からは少し幅を広げており，VM（Virtual Machine；仮想マシン），組み込みシステム，OS，ルータなどの複数のゼミを設けている．
応募方法についてはこちらを参照のこと．
http://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2014/zenkoku2014_youkou.html
応募締め切り：2014年6月16日（月）17:00必着
（同日同時刻までに到着したものを有効とする）
セキュリティ・キャンプは，情報セキュリティ人材の育成の一端を担う事業として，2004年に経済産業省が実施を開始した（当時の名称は「セキュリティ＆プログラミングキャンプ」）．2012年からは，セキュリティ・キャンプ実施協議会とIPAが主催している．
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