TRY!PC 2000年1月号 特集Windows 2000 Proはパワーユーザーに最適かについての補足

注意事項
 特集で掲載された記事中で正常に動作しなかった機能の対策や各設定方法です。これらの内容は、すべての機器やPC構成において適用できるとは限りません。またWindows 2000での動作を保証するものではありませんのでご注意ください。各設定を行った結果で動作不具合や異常が発生しても責任は負えませんので自己責任で行うようにお願いいたします。

(1) Windows 2000でのCPUカーネル構成の変更方法

 Windows2000ではデバイスマネージャのコンピュータから登録されているコンピュータのプロパティを開いてドライバの更新を行うことにより、標準PCからデュアルプロセッサ構成等に変更することが可能です。
 またACPI対応のカーネルにも変更可能です。ただしこの方法によるカーネル構成の変更はすべての場合において正常に行えるわけではありませんので注意してください。

(2) マザーボード ABIT BP6でUSBが使用できない問題の解決方法

 特集で使用したABIT BP6でUSBが正常に動作しない問題は、BIOS設定を変更することにより、正常に使用できるようになります。設定はBIOSセットアップ画面でBIOS FEATURES SETUPを選択して、設定項目にあるMPS Version Control For OS の項目を1.4から1.1に変更します。設定保存後にWindows2000を起動するとUSBが正常に動作するようになります。

(3) パソコンのシャットダウン時に電源が切れないという問題について

 標準PC(シングルCPU構成)時には電源オプションのプロパティを開いた後にAPMタブがあるか確認してください。このタブがある場合には、これを押して画面中のアドバンスドパワーマネージメントを開始する部分にチェックをつけてプロパティを終了します。以降電源が自動的に切断されるようになります。

 その他デュアルCPU構成でのPCでは、現状ではAPMタブは現れませんので電源は切断されません。また自作PCではACPIの誤動作が多く未確認なのですが、ACPIが正常に動作している場合は電源オプションのプロパティの詳細画面中にて電源オフに関する設定が行えるようです。

<確認はRC3>