■WinChip 2-200 Rev.A 230MHzで稼働!

 P7150157big.jpg (24469 バイト)詳細月刊 掲載予定

133MHz 旧パソコンが200MHzUPのマシンに変身!

 WinChip2の Rev.A(W2A)と称されるモノは,WinChip2-200とWinChip2-266が秋葉原のショップでは,5千円から6千円台で入手できるようです.

 WinChip2Rev.AのCPU倍率は,2.33倍・2.66倍・3.33倍という特有の設定があり,通常のマザーボードにおいては,2倍->3.33倍,5.5倍->2.66倍,5倍->2.33倍という動作となります.さらに1.5倍(90MHzパソコンなどに少なくない)の設定をすると3.5倍の倍率動作となります.

 今回,試したCPUは,WinChip2-200 Rev.A/3.3V仕様で,エンブレムには3×66MHzと記されており,先の2倍設定(Rev.Aでは3.33倍動作)が推奨された使い方のようです.

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    FMV-133(SE)は66MHz×2倍設定となっている

 今ではクラシックとなった富士通DESKPOWER SE(133)に搭載されているPentiuum133を外し, WinChip2-200 Rev.Aと差し替えてみたところ,初めての起動時だけ,少々もたついたものの,その後は,特に問題なく稼働しているようです.
 起動が遅いときや,エラーが表示された場合は,Ctrl+Alt+Escのキーを押し,いったんBIOS設定に入り,そこで Esc,Yesという順でExitすると,しばらくして稼働し始めました.次回の起動からはこれは不要になります.
 なお,立ち上げ時のBIOSの(青色)認識画面では,CPUの所はPentiun200と表示しています.

 CPU交換後に,HDBENCHでシステム試験をしたところ,CPUが IDT C6[221.026MHz]と表示され,グラフでもMMX Pentiun 200(ODP)より若干高いパフォーマンス値を示しました.

 試しに,マザーボードの倍率を1.5倍,つまり WinChip2の Rev.Aでは3.5倍の設定をしたところ,2倍(3.33倍)同様に動作を始め,HDBENCHでは[232.07MHz]と表示され問題なく稼働しているようです.この場合,入手した WinChip2Rev.Aは,200MHzタイプであり,オーバースペックと言えますので,安全率を見るなら,若干高価ですが266MHzタイプを使うのがよいかもしれません.
 この1.5倍への設定は,上の写真にあるジャンパの JP16,JP19を1-2,1-2にします.
 なお,前のタイプの WinChip C6(以前の2も?)では,1.5倍の設定において4倍の動作となっていました.\富/


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