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ECS製スロット・ソケット同居メインボード組み立て感想

 全体の構成自体はよいのですが,ATX電源コネクタのそばに電解コンデンサがあり,電源プラグのつめがこの電解コンデンサに接触するため,コンデンサが傷まないかどうかが問題です(写真参照).

 P6BXT-A+

 ECSさん次回はこのあたりを改善してください.とはいえ,メインボード自体は問題なく動作しています.また,筆者が台湾で使うマシン用に同居メインボードは便利です.というのは,初めは友人のところにある余ったCeleron233(もちろんキャッシュなしのスロット1)を付けておいて(K6-2 300より遅いぞ),あとから,370ソケットタイプのCeleronに交換するといったことが手軽にできるのです.
 ジュリアスは,温度管理などの面からドーターカードをあまり使用したくないので,同居タイプは重宝です.今回のベンチマークでもいい結果を出していますし,台湾で長く使って,耐久性を調べてみたいです.友人の多い人には,アップグレードで余ったCPUを譲り受ける受け皿にもなりとても便利ですし,アップグレード自体が簡単なので,企業で採用する場合にも便利です.
 なお,実験はまだですが,このメインボードに搭載されているオンボードサウンドには4チャネル機能が搭載されていて,付属ユーティリティをインストールするとマイク端子がリアスピーカ端子になるというサウンドにも凝った製品です.ApolloProPlusタイプなら定価11,000円というところですから,非常にお買得です.

(注) 同居タイプ;Solot1とソケット370の両方が実装されているメインボード.

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Copyright 1999 岩村 益典