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ついにTNT2Ultraがやってきた ASUSTeK製AGP-V3800Deluxe
ASUSTeK製AGP-V3800Deluxeを入手しました.3Dグラスでゲームなどを立体的にプレイできる付加機能の付いたTNT2Ultra搭載カードです.TV出力も付いています.早速テストして見ましょう.
先に,TNTのテストをしたので環境はそれに合わせたいと思います.製品版なのでドライバのインストールも簡単です.インストーラも日本語化されています.なお,初期出荷バージョンには日本語マニュアルは付属していませんが,http://www.unitycorp.co.jp/からASUSTeK社日本語Webサイトに行けばPDFファイルを見ることができます(6月5日頃にアップロード予定).
テストの環境 ハードディスク FBST3.2GB ATA33 メモリ 64MB CPU Pentium2 400MHz メインボード J.BOND製PCI610M |
Fogcity2 | Direct3D | 27.96 | 図 |
OPENGL | 37.47 | ||
HDBENCH | 29939 | 図 |
感想
ものの質感がよく表現されています.ベンチマークではそこまでわかりませんが,実際に細かなところまでよく出ていて,思わず画面に目を近づけたくなるほどです.各部分の色が正確に表現されています.FOGCITY2のフライングソーサーなど細部まで彩色されています.OPENGLの特性が優れていますが,設定が高速になっているためで,品質を上げると速度が遅くなります.
これは,すべてのTNT系カードにいえることで,今回はデフォルト状態でテストしました.しかし,1.5MB以上のテクスチャを使用しないので通常のTNT2に比べて,ベンチマーク上での差は少しです.しかし,色は確かに良くなっています.しかも,TNT2以上の2Dスクロールは,HDBENCHで1427と反則レベルで高速です.この速さをもってさまざまなアプリケーションがスクロールすると思うと恐怖です.
なお,このOPENGLでの画面破損が出るのは,ディスプレイの性能以上にグラフィックスカードが信号を送っていることが原因です.設定を変更して,同期するようにすれば,画面品質は向上し,OPENGL性能は27.91となりました.つまり Turn off OpenGl
VSync waitngのチェックをはずせばよいのです.このあたりが,使いこなしですね.要するにプレイするゲームが正常に表示される設定にすればよいのです.
Copyright 1999 岩村 益典