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Computex Taipei 報告(2)
● 昨日書き忘れたこと
昨日,書き忘れたこととして,Computex Taipeiの出展社数は912社です.台北市コンピューター協会(TCA)に加盟しているメーカーは4000社くらいありますから,その33%くらいが出展しているのです.つまり,Computex Taipeiで台湾企業のすべてが分かるわけではありません.また,TCAに加盟していないメーカーもたくさんあります.このようなメーカーについては,足で歩いて訪ねるしかありません.いろいろな報道がなされていますが,この点を理解した上で,Computex Taipei関連情報を読んでください.
ただし,912社というのは,Computex Taipeiに参加したい会社が912社だったというわけではなく,限られた会場スペースの中で,場所をとれたのが912社だった理解することもできます.実際にComputex
Taipeiに出展したい会社が何社だったのかは興味のあるところです.
このブースの取り合いは,いつも大変のようです.たとえば,EPoX社などは1つのフロアの離れた箇所に2つのブースを持っています.また,マイクロスター社のスタッフは,今年はいい場所をとることができなかった,と嘆いていました.
● グラフィックスカード最新情報
Computex Taipeiで見かけるのは,リードテック,ASUS,エルザなどのグラフィックス有名メーカー各社以外も日本市場をターゲットとしたカードをリリースしそうなことです.これからは,なにを買うのか悩むところです.
そこで,エンジニアから聞いたグラフィックスチップのパフォーマンスについて簡単に紹介しておきます.実際にジュリアスが検証したことではなく,スペックからの比較と理解してください.
スペックの高い順から TNT2Ultra>TNT2=Voodoo3 300>TNT2 M64 >Savage4>Vanta>TNT |
以上のようになります.
しかし,TNTカードのASUSTeK製AGP-V3400とAGP-V3800の間のテスト結果の差はすでにJulius
Iwamura Hardware Pageで紹介済みです.そのあいだにこれだけの商品があるのですから,驚きです.810チップセットのグラフィックス性能をよくいってTNT程度とすると,TNT2Ultraの性能がいかに高いか分かります.
ちなみに,TNT2 M64とはTNT2が128ビットであるのに対し,64ビットのチップです.性能がよい割にVantaより少し高いくらいなら,このグラフィックスカードは買いでしょう.
なお,このM64チップセットを搭載しているグラフィックスカードは,リードテック社,ASUSTeK社からリリースされる予定です.
また,今回みたグラフィックスカードの中では,リードテック社のS320ll
Ultraがコネクタや金具が金色でいい印象を持っています.速くテストしてみたいですが,その日も近いでしょう.
Copyright 1999 岩村 益典