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ECSベアボーン奮戦記:その3(Windowsとドライバのインストール)

 さて、Windowsのインストールをしようと思ったのですが、よく考えてみると、ハードディスクにはすでにWindowsがインストールされています。そこで、そのまま接続して、後でドライバなどをインストールすればよいだろう、と考えました。

 通常、このような作業をする場合には、ハードディスクにフォルダ(たとえばwin98cab)を作成し、あらかじめそのフォルダにWindows 98のCABファイルをすべてコピーしておくのが常套手段なのです。それは、Windows起動時にドライバの所在を求められた際、まだ、IDEドライバがインストールされていないとCD-ROMを認識できず、Windows 98 CD-ROMが使用できないからです。しかし、今回はそれを忘れてしまいました。

 そして、実際にWindowsが起動してもCD-ROMが認識できなかったのです。フォーマットからやり直すしかないか、と思いましたが、そのとき頭にひらめきました。

 「ほかのシステムで、P6IWP-Fe付属CD-ROMのIntel用infフォルダをフロッピーにコピーしたらどうだろう?」
 
 infフォルダの内容は、1.4MB以下なので、フロッピーに入りきるのです。そこで、フロッピーからinfアップデートを行いました。アップデート後のシステム起動時に、ドライバの所在が求められたら、できる限り、WindowsのSystemフォルダを指定して先に進みました。その結果、Windows 98上でCD-ROMも使用できるようになりました。
 
 次は、ドライバです。
 (infファイルのアップデート)
 グラフィックス、
 サウンド、
 ネットワーク、
 モデム
の順にインストールしていきます。もし、Windowsのインストールを最初から実行したときは、最初にinfファイルのアップデートから行ってください。
 このとき、ECSに付属しているCD-ROMは、少し不親切です。この点については、唯一同製品で使いづらいところです。CD-ROMをドライブにセットすると、自動実行されますが、そこから自動的に、各ドライバをインストールできるわけではありません。

 P6IWP-Feフォルダには、各ドライバの所在が記載されたReadmeファイルがあるのみです。このファイルを参照し、ドライバを紙に書き留めてから、各ドライバのフォルダに移動して、セットアッププログラムを実行します。
 しかし、今回も、すでにWindows 98がインストールされているドライブを接続した弊害が出ました。すでに、ドライバなしの状態でWindowsが起動してしまっているのです。

 そこで、各ドライバをインストールする前に、デバイスマネージャで、?やXのついている、サウンドやモデム、ネットワーク(コミュニケーション)のドライバを削除してから、Windowsを再起動し、ドライバを組み込んでいきます。このあたりを失敗してセットアップできないユーザーもいるようです。

 なお、ECS社のWebには、一部のECSメインボードについて日本語マニュアルも掲載されています。それも参照するとよいでしょう。

ECSベアボーン奮戦記:その4(Windows 98ネットワークのトラブル) 

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