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ECSベアボーン奮戦記:その4(Windows 98ネットワークのトラブル)

 さて、ECSのシステムですが、ハードディスクは旧マシンのものを交換したため、ネットワークの共有名も旧マシンの状態です。そこで、ログオン時のシステム名とネットワーク上でのシステム名を変更しました。
 これは、コントロールパネルのネットワークを開くと簡単に変更できます。うまくいったと喜んでいたのですが、今度はほかのシステムからこのECSのシステムが見えないのです。

 なぜだろう?、ドライバのインストールが少し難しかったのがその理由だろうか?、BIOSのバージョンを上げないといけないのだろうか、などと四苦八苦の状態が2時間ほど続きました。しかし、一向に事態は良くなりません。システム起動時時間が比較的長いのです。そこで、気が付きました。そうです、ネットワークアダプタにTCP/IPがつながっています。あとで、プリンタサーバーを使うためだったのですが、これにIPアドレスを振り忘れていたのです。

 実際のところ、ファイルやプリンタの共有だけならば、ネットワークアダプタにはNETBEUIのみを使用すればよいのです。ジュリアスの環境下では、TCP/IPプロトコルを使ってネットワークプリンタに接続しています。
 自動でIPアドレスを振ってくれるDHCPサーバーはいませんので、IPアドレスをコントロールパネルのネットワークで設定したところ、トラブルは解消しました。

 なお、ネットワークアダプタのIPアドレスを勝手に設定すると、トラブルの原因となります。設定する値については、正式に取得していない場合には、システム管理者やプリンタサーバーの付属文書などを参照して設定してください。通常は,192.168で始まるプライベートアドレスを振ることが多いです。
 もし、ファイルやプリンタの共有のみの場合には、ネットワークアダプタにはNETBEUI使用してピア-ツー-ピアネットワークを構築しましょう。

その5(使用感とテスト)

 

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