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高雄市電脳展:その4:高雄企業訪問
智冠科技有限公司(Soft-world International Corpolation)

高雄市前鎮區806擴建路1-16號13樓
www.soft-world.com

 1983年に設立されたSoft-world社は、台湾有数のゲームメーカーです。単にゲームを作っているだけではなく、ゲーム関連雑誌「遊技世界」なども発行しています。自分で作ったゲームを自分で宣伝できるという、非常にスマートな方法です。
 工場を一通り見せてもらいましたが、ハードウェアメーカーと異なるのは、中に効果音用のスタジオがあることなどです。スタッフの話では、ゲームは計画から完成まで1年半くらい必要となるものもあるとのことです。完成するまでは、人件費などは、すべて出て行くだけ、ということになるのですから、資金を用意するのは大変だ、というのが印象です。それでも、社長さんは、完成して売れれば儲けは大きい、ようするに、事前のマーケティングが重要、と話してくれました。

 おもしろかったのは、カップラーメンのパッケージに入ったゲームで、これが299NT(日本円1,100円くらい)です。新作は、ネットワーク上でプレイする「網路三国」というゲームで、これは日本でも発売されることになっているとのことです。試作を見せてもらいましたが、グラフィックスといい、効果音といい非常に良くできています。

 カップ麺の入れ物に入ったゲーム

 

 また、ゲームの画面をみて、スタッフにグラフィックスカードの性能などについて尋ねたのですが、通常のVGAカードでプレイできる、GeFORCE2などは必要ないとのことでした。
 PC上でゲームする人が増えてきて、このような企業の製品が日本でも多くリリースされると、日本のゲームメーカーにとってはかなりの脅威ではないか、と思います。

その5:ソフトウェアパークePlazaと南台湾の力

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