新世代バスの分類(1) 高速なデータ転送が実現可能になり,必然的にそれに対応できるインターフェースバスが要求された結果,シリアル/パラレルともに新世代バスがいくつか現れています.図1にその分類を示しますが,本章ではこれらについて簡単に概要を説明することにします.
SCSI SCSIは,もともとハードディスク装置とパソコンを接続するためのインターフェース規格です.それが周辺装置にまで拡張されて,スピードの改善とともにSCSI-1,SCSI-2,SCSI-3が規格化されています.しかし,それ以外にさまざまな呼び方があり,さらに細かい定義がされています.たとえば,Fast SCSI,Wide SCSI,Fast Wide SCSI,Ultra SCSI,またUltra2 SCSIといった呼び方があり,前記の規格とぴったり合っているわけではありません(表1).
また,ノード間距離などはポイント-ポイントの場合と複数のデバイスをつなぐ場合とで変わってきます.したがって,表1に示したのはおおよその値です. SCSIも他の技術用語と同じように,時代とともに分類や名前が変わってしまうことがあります.ここではなるべく簡単に示しましたが,接続台数による転送速度の違い,インターフェース(平衡/不平衡,LVDS)によって派生する違いまで分類すると,さらに細かな区別が必要になります. Copyright 2000 北山 洋幸/大庭 政司/吉本 廣雅/有田 大作
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