海外局を追いかけることを目指す
ミニマルチアンテナHB21-28を使ったアンテナ構築の取り組み
情報技術の急速な発展により,電話線とパコソンさえあれば全世界相手に対話ができる時代のなかで,一方では歴史的史実となった「バルチック艦隊発見」を通
報した古典的と思える通信手段が第一線として脈々と続けられるのは何故なのであろうか.思わず考えてしまいました.
そこには無線設備を介して飛び交う電波伝搬の不確定な要素とあらゆる制約を越えた,地球上の不特定の相手と,出会いの喜びと,さらにそれをとりまく目に見えない宇宙空間のロマンかと思います.そのロマンを追い,アンテナ構築で実践した記録を紹介します.
CAT インターフェイスの利用
FT-817用セパレート表示器の製作
筆者が25年前に開局した時代は,モノバンドのポータブル機が大人気でした.あの当時FT-817の大きさでHF帯から430MHzまでオールモードで運用できるリグなど,夢のまた夢でした.その夢を実現してくれたFT-817に,筆者がすぐに飛びついたのはいうまでもありません.
この機種は以外とモービル向き,そこでモービルに使える液晶表示器をと考えました.
USER
REPORT
IC-756PRO 2 第一印象の使用記
久々に本誌の8月号のカラー見開き広告でICOMのこのマシンの写
真を見た.去年のMark.V FT-1000MPそして,TS-2000SXと続いての出現だ.HFを愛するハムの一人として,喜ばしいかぎりである.
わたしがIC-756PROを測定したのはもう1年半前になる.ICOMのシリーズは,IC-760から継続して使用してきた.そしてこのIC-756PROの原型とも言うべきIC-756が出たとき,すぐに購入してからすでに7年余の歳月が経っている.しかしDSPでフィルタの選択度を可変できるようになったのはつい最近のことである.ICOMから5年前に出た大型のIC-775DX2は,大きさは兄貴分でありDSP装備のRIGUではICOMの最初のものだった.どういうわけか,このマシンはわたしの印象が薄いが,それはたぶんまだDSPの真の特徴が生かししれていなかったためではないかと思う.このアイコムのニューフェースIC-756PRO2が我が家に届いた.一見IC-756PROと一卵性双生児のようだ.いや,二卵性双生児なのかも知れない.