カードにCPUとOSが載った!
特集 ICカード技術の基礎と応用
これまで使用されてきた磁気カードに代わり,ICカードが注目を集めている.単なる記憶装置にすぎなかった磁気カードと比べ,ICカードはCPUとメモリを搭載し,その中でOSを動作させることにより高いセキュリティを実現している.
ICカード用OSとしてさまざまなものが発売されている.また,非接触カードと接触カードでは使用されるハードウェアが異なる.
そこで本特集では,ICカードアプリケーションを作成するにあたり必要とされる基本知識から,開発の実際,応用例と今後の展望までを解説する
プロローグ そしてカードは知性をもった
カード社会とICカードの必要性 街谷君次
第1章 アプリケーションの書き換えが可能な
ICカードOS「MULTOS」によるカードアプリケーションの作成 宇田川真理/進藤雄介
第2章 高度なセキュリティと拡張性を両立した
ICカードOS「ASEPcos」での開発とセキュリティ 小坂 優
第3章 身近に存在する採用実績の多いICカード 非接触ICカード技術「FeliCa」の概要 松尾隆史
第4章 ユビキタス環境のためのセキュリティアーキテクチャ
eTRONの概要 坂村 健/越塚 登
第5章 汎用的な言語を用いて開発が行える
JavaCardの開発とメーラシステムへの応用 千葉新悟
第6章 ICカードの未来へ向けて
次世代スマートカードの技術と応用 大山永昭
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