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CQ ham radio 2000年10月号
2000年9月19日発売
定価690円

 

今月の表紙
8月中旬に開催された「第28回JAIAフェア」には日本のアマチュア無線メーカーの総力をあげた新製品,参考出品が展示されました.短波帯〜1200MHzまでを1台でまかなうトランシーバー,430MHzまでを含んだ肩かけタイプのトランシーバーなどメーカーの心意気と熱意が一気に放出された展示会となりました.

特集 シャック拝見!アパマン編  
最近では小型コンパクトなアンテナが多く市販され,ベランダにも設置しやすくなっています.VUHFはもちろん,HFにもQRVできます.そのような人たちのシャック,アンテナ配置はどのようになっているのでしょうか.今回の特集では,シャックを中心に全国のアパマン・ハムのシャック10例を紹介します.

特別企画  次期大型国際アマチュア衛星 Phase-3D  
アマチュア無線でも,衛星通信を行うことができることはご存じでしょうか?現在,アマチュア無線で使うことのできる衛星は20数個あります.近年,衛星通 信愛好家の間で,合い言葉のようによくでてくる「Phase-3D(フェーズ・スリー・ディー)」は,現在,打ち上げを控えている大型アマチュア衛星のことなのです.この新しい衛星「Phase-3D」について特別 企画としてとりあげます.

成層圏プラットホーム計画  
ポッカリと浮かんだ飛行船が電波中継局となる.そんな夢が今実現しようとしています.郵政省と科学技術庁は,次世代情報通 信インフラとして期待されている「成層圏プラットフォーム」の協同研究開発に着手しました.成層圏プラットフォームに使用する飛行船の概要を紹介します.

WRTC200
(World Radio Team Championship)  
7月5日から11日までの一週間,スロベニア(ヨーロッパ)の美しい湖畔の保養地ブレッドを中心にWRTC2000が開催されました.世界6大陸30カ国から53チーム総勢106名の選手と60名の審判員が集まった世界的な大会の詳細をレポート.

テクニカル・セクション
電力用空中架線のノイズ対策  
アマチュア無線家が受けるノイズの問題は過密な都市生活のなかでは気の重いテーマですが,本誌でも紹介があった事例を参考に,今回ノイズ低減に取り組み,電力会社の理解と協力で一歩改善の道につながりました.ハムライフの環境保全対策として,事例を紹介いたします.

JARL大好き
http://www.sinfonia.or.jp/~jarlに見る新時代のハムたち  
インターネットのホームページや掲示板による議論が活発に行われています.アマチュア無線も例外ではありません.ここでは,最近ハムの間で密かな話題となっている「JARL大好き」掲示板について,開設者の立場から掲示板の開設意義などを語っていただきました.

不法局からバンドを取り返そう  
430MHzバンドをいちばん活用しているのは,バンドいっぱいに散らばる移動局の不法無線局ではないかと思うのは大都市でこのバンドの現状を知る人の大方の意見ではないでしょうか.これからハムを始める人のためにもと不法局の実体を報告し,取り締まりについて監督官庁などへの要請の試みをした記録です.

これからはじめるナビトラ  
「ナビトラ」(株式会社ケンウッドの登録商標)は”GPS”(Global Positioning System)と”パケット通信”を組み合わせ,パソコンの電子地図上に自局やほかの受信局のコールサイン,メッセージなどをリアルタイムで交換し表示できるシステムです.パケット通 信の応用であるナビトラをTNCなど手持ちのシステムで始める方法から楽しい遊びまでを徹底的に紹介します.また,連動企画として,ナビトラの新しい表示ソフトウエア「NavitraMap」も取り上げています.