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CQ ham radio 2000年5月号
2000年4月19日発売
定価690円

FOφAAAクリッパートン島DXペディションが3月1日〜3月8日までの一週間,国際チームにより行われた.クリッパートンは無人島で,島への道のりはアメリカ・サンディエゴから数千キロを超えるヨットの旅で片道一週間.まさしく遠く離れた島への大冒険である.運用は各バンド・モードで勢力的に行われ,75,107QSOを達成.この運用の様子は本誌にて掲載.

◆特集 ウォーキング・ハムライフのすすめ
 移動運用というとクルマからを思い浮かべがちですが,のんびり自然に親しみながら“歩き”による移動運用はいかがでしょう.今回の特集では,山歩きの中にアマチュア無線を組み込んで楽しんでいる皆さんのレポートを中心に構成.後半にはパケット通信とGPS情報を組み合わせた「ナビトラ・フォーマット」のデータ通信を使った文字通信『20文字メッセージ・クラブ』などの遊びも紹介します.

◆特別企画 PSK31の変復調技術
 短波帯の新しい文字通信・PSK31の愛好者が増えています.サウンドボード付きのWindowsパソコンがあれば導入できる同モードの変復調の仕組みを詳しく解説した技術レポートです.

◆FOφAAA クリッパートンDXペディション 
 3月に行われた,太平洋東端の絶海の孤島・クリッパートン島から行われたDXペディションの模様を9V1YC Jamesさんのレポートと現地の写真で紹介.7万局を超えるQSOを達成した同ペディションの精鋭メンバーの活躍を誌上で再現しました.

◆160mバンドの神様OU4UNが語るヨーロッパからみた1.8MHz運用
 4月1日に日本でも1810〜1825kHzの使用が認められるようになりました.そこでヨーロッパかで秀でた運用実績を持つOU4UN John Devoldereさんにヨーロッパを中心として,世界的な1.8MHzバンドの使われ方,QSO方式などについて語っていただきました.

◆誌上 ドレーク博物館 
 コリンズの名前に押されて,隠れがちな「ドレーク」社の無線機群.これまであまりスポットを当てられなかった,隠れたドレーク社の銘機の数々をシリーズで紹介する第1回目です.

◆イタズラのすすめ “方鉛鉱検波器で作る鉱石ラジオ” 
 検波器に鉱物・方鉛鉱を使ったラジオというと,懐かしいという読者の皆さんも多いのではないでしょうか.今回の製作は,最適な検波状態を得るための方鉛鉱の探針方式も再現.レトロ感溢れる製作記事となっています.

◆テクニカルセクション「 DTMFデコーダーの製作」  
 何か作りたいのだが,一からの製作はちょっと・・・という方に,販売店製作の完成基板を使った製作はいかがでしょう.中部特機産業から出ている,DTMFデコーダーと制御用の完成基板を用いて,DTMF信号による,電源のON/OFFなどの制御ができるデコーダーに仕上げます.

◆インターネット・メールをパケット通信で“ hammail” 
 パケット通信を使って,インターネット・メールをやりとりするシステム hammailがバージョンアップしました.端末機器とのやり取りをパケット通信に置き換える手法から,実際の運用まで詳しく解説しています.

◆HAM RADIO JOURNAL「パソコンFFTの使い方」
 高価なスペクトラム・アナライザーの代わりにWindowsパソコンとパソコン内蔵のサウンドボード,および解析ソフトを使うことで,この測定器の代用ができるようになりました.波形解析のソフトとそれを使って,実用的な表示,測定をパソコンに行わせる方法を紹介しています.

◆HAM RADIO JOURNAL「乾電池オリンピック」
 今回のHRJ(ハムラジオジャーナル)は2本立てです.ハンディ機に不可欠な単3型電池はいろいろな種類が出回っています.ハンディ機だけでなく,ポケット・ゲーム機,電子機器など用途によって,どのような電池が最適なのでしょうか.各種電池の放電特性,容量などを比較することで,用途別最適電池を探ります.

その他,各種免許申請手数料改正のお知らせ,JARL主催ALL JAコンテスト規約,第41次南極観測隊8J1RL運用ログなどアマチュア無線に関する情報満載です.