ここでは測定する信号がCH1に入力された場合のベーシックな操作方法を説明しています。オシロスコープは入力信号が許容電圧を超えなければ、ノブやスイッチが適当な位置になくてもすぐ故障する心配はまずありません。 スクリーンに表示される波形を見ながらあちこち操作して、それぞれのノブやスイッチのファンクションを早く覚えることが肝心です。 電源をONする前に予め基本ポジションにセット電源スイッチを[ON]する前に、あらかじめノブやスイッチをセットします。何故かと言えば、これで取りあえずスクリーンに輝線が出て正常にオシロスコープが立ち上がったことが確認できるわけです。 機種によって多少異なりますが、ノブ(つまみ)は12時方向、ロータリー・スイッチも12時方向、レバー式スイッチは一番上(一番左)、プッシュ・スイッチが並んでいたら一番上(一番左)、単独のプッシュ・スイッチは押さない状態などが初期設定として一般的です。 基本ポジションにセットしたら電源ON 最初は電源を入れ輝線がスクリーンに出るまでのオシロスコープ立ち上げの操作です。 ■電源を入れる
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スクリーンにおける波形の状態 | 操作するノブやスイッチ |
■位置を上下に移動させる | VERT. POSITIONノブを回す |
■位置を左右に移動させる | HORI. POSITIONノブを回す |
■振幅を連続的に変える | VERT. VARIABLEノブを回す |
■振幅を適当な幅にする | VOLTS/DIVスイッチを回す |
■周期を連続的に変える | SWEEP VARIABLEノブを回す |
■周期を適当な数にする | SWEEP TIME/DIVスイッチを回す |
Copyright 2000 田中 新治
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