特集は「最新鋭のQRP機大集合!!」.QRPならではのキットを作るおもしろさを味わえる世界をお楽しみください.お正月休みの工作にもまだ間に合います.


自分で作ったトランシーバーで交信したい・・・アマチュア無線家なら,一度はそう考えるでしょう.しかし、一から作りはじめようとしても、部品がない、基板を作る余裕がない、など問題続出で、あきらめるということになりがちです。
そこで登場するのがキットのQRPトランシーバーです。キットとしての完成度も高く、再現するのが容易なキットを集めました。雑誌上で楽しんだあとは、さあ、実際に作ってみましょう。

 
小学3年生が自作にひたった1日!
エレクトロデザイン
HF QRPモノバンド
CWトランシーバー・キット「SST」
ハムフェアで披露された超コンパクト・サイズのQRP CWトランシーバーSST(7MHz版)に、今回はSSTVにもアクティブな小学3年生の3アマ、美雪ちゃんがキット作りに挑戦!!


Northern California QRP Club
「NorCal Sierra」の製作記事
筆者がこのトランシーバーを知ったのは、'96年版のARRLハンドブック。
「この回路図なら自作できそうだ」と思い、キット販売を知った筆者は、さっそく行動に移しました。結果はいかに・・・。


Ten-Tec社 T-KIT Division
Model 1320の製作
Ten-Tec社は、米国でアマチュア無線用の標準的なトランシーバーの製造会社です。Model 1320は、CW専用のHF帯トランシーバー・シリーズのうち20m(14MHz)用の製品です。


アイテック電子研究所
完全キット TRX-501
QRP 50MHz AM トランシーバーの製作
50MHz AMはOMの方には昔なつかしく、ビギナーの方にはほとんど運用経験のないものでしょう。回路も比較的やさしくできており、ハンダ付けの経験があれば安心して製作できると思います。今まで、A3(AM)で運用していなかった皆さんも、このごきげんなキットでAMのフィーリングを味わってみませんか?


FCZ 寺小屋シリーズ205
QRPパワーメーターの製作
このパワーメーターは、終端型電力計で、100mWと2Wのレンジ切替があり、440MHzまで使用可能とのことで、ハンディ機の出力電力チェックや数十mW程度の電力の測定も可能です。本キットは説明書通りに製作していけば、完成しますが、一部チップ部品を使用しているため、部品の取扱には注意が必要です。


お年玉で冬休み工作を楽しもう
小学生でも楽しめる
ミズホ通信
1チップICラジオ RX-5の製作
このキットを眺めていると、昭和26〜27年の小学5〜6年生ころにあった「FOXTON」という鉱石検波器を使った鉱石ラジオを思い起こす・・・という筆者。番外編に、同ラジオのケースや小型ループアンテナの製作記事もあります。



 
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