今を去ること十数年前、パソコン通信の草分けともいえる「パケット通信」がアメリカから日本に上陸しました。漢字への対応、BBS(ブレティン・ボード・システム:電子掲示板)、全国転送ネットの構築など、多くのアマチュア無線家がパケット通信を楽しみ、進化させてきました。近年では、高速データ転送の試みも行われ大量のデータを無線で送ることも可能になりつつあります。

アマチュア無線のパソコン通信、パケット通信をひとりでも多くの方に楽しんでいただくために、設備、セットアップなど基本的な事柄をこれから入門する方に向けて、図解をとおしてわかりやすくまとめてみました。


<イロハのイからはじめてみよう>
アマチュア無線でもパソコン通信ができると聞いたケド……というこれからはじめる人にうってつけの内容です.7L3PAYの伊藤彰彦さんが、機材・接続・配線・チエック・インストール・・・と図解を多く使って分かりやすく解説しています。

 


<もうひとつのパケット通信>
TH-D7でお手軽ナビトラ:パケット通信とGPS受信データを組み合わせて,自局や相手局の位置を表示させる「ナビトラ」.ケンウッドのハンディ機TH-D7はケーブル1本でこのナビトラ・フォーマット信号の送受信を可能にしてしまいました.特集の一部としてTH-D7を中心にしたお手軽ナビトラを紹介します.

CQHamRadio2月号のトップページに戻る