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96KbpsGMSK変調 リグの高速ディジタル対応化
筆者とその所属クラブではディジタル通信の実験を行っています。このうちのリアルタイム型音声ディジタル通信についてはすでに既報のように回路を公表し皆さんの追試を待つ状態となっていますが,これはトランスバーターで周波数を変換することを前提として周波数を30MHzと低くし,変復調に制約が出ないように独自の送受信回路を用いていました.
その後,昨年のハムフェアでアイコム製FMトランシーバーIC-1201に接続して,直接1200MHzのディジタル通信を行うアダプター型のディジタル音声通信機を公開しました.送信はPLL直接変調,受信はIF取り出しの96kbpsGMSK変調というタイプですが,この技術そのものは,おそらくFM系の高速ディジタル通信実験をするうえで必須に近いものではないかと筆者は考えています.そこで,音声ディジタルの追補情報も兼ねて,このディジタル系と1200MHzのリグとを接続する手法について発表します.(JJ1GRK 高木誠利)
←出力信号スペクトタム
←IC-338の変調注入点の例