「p12ファイル」は,TQSLプログラムのコールサイン証明書が何らかの理由で使えなくなったとき,あるいはPCの交換や故障した際などに,TQSLのコールサイン証明書を復活するための大切なファイルです.このため,「コールサイン証明書・Callsign Certificate」のバックアップ用「p12ファイル」 を保存しておかれることをお勧めします.
      例えば,USBメモリーなど別なメディアに保存しましょう.なお,USBメモリーは失くさないようにしましょう.
 また,2台以上のパソコン(PC) でTQSLを使う時には,最初に「コールサイン証明書」を要求したPCで「p12ファイル」を作成し,この「p12ファイル」を2台目以降のPCに読み込み「コールサイン証明書」 (鍵穴印) を作るようにしましょう.もし,それぞれのPCから「コールサイン証明書」をリクエストすると,その都度,LoTW側の「コールサイン証明書」が書き換えられ(更新),他のPCのTQSLが使えなくなり面倒です.
1. 「 p12ファイル」の保存
       TQSLを開き「Callsign Certificatesタブ」画面で,保存したいコールサインを選択して,「Save the callsign for  ・・」アイコンをクリックします.
図8-1
  
    
次に,保存する場所の画面 図8-2 になるので,「p12ファイル」を保存するフォルダーを決めて「保存(S)」をクリックします.
図8-2 USBメモリーに直接保存する例  
    
次のパスワード画面 図8-3で,パスワードを使う場合には保存したいコールサインのパスワードを2回入力して「OK」をクリックして先へ進みます.
図8-3
    
 PWを使わない場合には,PWは入力しないで,すぐ「OK」ボタンをクリックすると,指定されたフォルダーに保存が完了し図8-5の画面になります.
       PWを使う場合には,次の図8-4の画面の「Enter the password to unlock the callsign  certificate for ・・・」でPWを入力して「OK」を押すと保存が完了し,図8-5の画面,TQSLの画面になります.
図8-4
 これで保存が完了し「Status Log」の枠に「Certificate saved in file ・・・』と表示されます.
      
      図8-5
 「TQSL」を開きます.コールサイン証明書が全く無い時には  図8-6 のように「Alert・警告」画面が表示されますので「いいえ (N)」をクリックします.これでTQSLの最初の画面が開くので「Callsign Certificateタブ」をクリック,この 図8-7の画面で,「Load a Callsign  Certificates」アイコンをクリックします.
    
図8-6
図8-7
 次の画面で,保存しておいた「p12ファイル」の保存フォルダーを指定します.
      この時,図8-8のようにファイルが表示されないことがあるかもしれません.その時は右下にある「ファイルの種類」の▼印をクリックして,図8-9の様にサブメニューの 「Callsign Certificate Container (p12)」または「All files」を選びます.
      
      図8-8
      図8-9
 これで 図8-10のように,保存しておいた「p12ファイル」が表示されるので,このファイルを選び「開く(O)」をクリックします.
      
      図8-10
 パスワードを使っていれば図8-11のパスワード入力画面になるので,パスワードを入力し「Next」をクリックします.
       PWを使っていない時には,図8-10の画面で「開く」をクリックすると図8-12の画面になります.
      
      図8-11
図8-12
 次の 図8-12 のパスワード入力画面でパスワードを入力して「OK」をクリックすると次の 図8-13「Load  Certificate File」画面になり「Callsign  Certificate Loaded JA1DM ..」と表示されます.
       PWを使っていない時には,図8-10の画面で「開く」をクリックすると図8-12の画面になるので,PWを使わない時には何も入力せず「OK」をクリックすると図8-13の画面になり「Callsign Certificate Loaded: コールサイン証明書は読み込まれた」と表示されます.
図8-13
 ここで「Finish」をクリックすると,図8-14の画面のように金色の鍵穴印が出来て,読み込み完了です.念のため,「Display the Callsign Certificate Property」で証明書の番号と,LoTW側の証明書の番号と合っていることを確認しておきましょう.
    
図8-14
以上