(M)のドタバタ編集記 1999年 5月号(?)


●5月1日
 ゴールデンウィークなんですけど…なんか昨日から会社います(笑) 今日はDTP屋さんから本誌の校正が出てくるので、少なくともそれを受け取るまでは帰れません。休みだっちゅう〜のに、お互い大変ですねぇ(^^;)
 それと、Interface8月号で掲載予定のWindows版PCIデバッグライブラリ。さっそくうちのDelphiの達人に使って貰うことに。ん〜ライブラリはVC++で作ってるんですが、どうもDLLの関数形式が他の言語から呼べる形式になってないらしい… _stdcall ってのを付けて欲しいと要請が。ふむふむ。さっそく作者にメール送信。 いやぁ〜それにしても、やっぱWinodws上で動く姿をみると、また感慨深い物がありますな(!?) 割り込みボタンを押すと“割り込みボタンが押されました”とダイアログも出るし…うん、よいよい。

●5月2日
 連休前にCqREEK/PowerPC403のユーザーさんから、不具合報告があって保留にしていた件、時間のあるときに早速動作確認。…げげ、たしかにメチャクチャ熱くなる…こりゃ触れんわ…製造元に至急調査依頼(しかし天下のIBMは10連休だったりする)。この件以外にもPPC403で記事を控えているので、根本的問題に発展しはしないか心配だな。
 さて、3月末からずるずると延ばし延ばししていた件を、この連休で一気に片づけるぞ! と作業を初めたものの…ん〜こりゃやっぱり基板設計変更だな…という結論にして、連休明けに相談することにしよう(え? それは先送りしただけで片づけたことにはならないって? まぁ今しなきゃいけないリストから消えれば負荷は下がるってことで^^;)

●5月3日
 昼間の打ち合わせ、思いのほか時間が取られてしまって、結局会社戻ってきたのは7時ごろ。で、これからさらに別の某筆者と打ち合わせ。帰りも会社まで車で送ってもらって、いつもいつもすいません。
 で夜。“Apha Sample”書かれたCPLDとか、HYUNDAIと書かれた同期式揮発性ランダムアクセス記憶素子(なんだそりゃ)、無理矢理なピン配置変換接続コネクタとか並べて、また怪しいのを作ってます。今回もかなりの配線量…ひぃ
 あ、パスコン無くなった… ネジも足りないな… ん〜やっぱZIFソケットでやりたいなぁ〜 明日買ってくるか。

●5月4日
 今日は都内某所で、某X68000ユーザーのお祭り(なのか?)があります。私も一応X68000ユーザーではありますが、ココ数年ほど電源を入れてません(^^;) もっとも、某筆者にチケットをいただいたからには、行かないわけにはいかないでしょう。
 ほんとはもっと早く会場に行くつもりだったんですけど…会場で待ち合わせしている某筆者に渡すEPROMのプログラム(ROM書き込みの意味での“プログラム”はもちろん、そのROMの中身のASM“プログラム”も間際になって慌てて書いてたりして…)だの、試作部品を探して秋葉をさまよったりしてりゃ、そりゃ午後にもなるか(^^;)
 雨も降ってるし、あんまり人いないんじゃないかなぁ〜と思ったら、会場混み混み。それにしても同人パワー炸裂ですね。CPUアクセラレータボードとか、PCMCIAインターフェースとか、出展サークルと来場者のやりとりでもIOCSコールがど〜たらとか、プログラミング用語が乱れ飛ぶ!?など、その技術力は侮りがたいものがありますな。ちょっと2,3人にツバ付けといて筆者候補に…(ほほほ^^;)
 で会社にもどってきて、またシコシコ製作のつづきを…(まだ全体の30%ほど…先はまだ長いT_T)

●5月5日
 今日で連休も終わりですね…え? まだまだ? それはいわゆる10連休ってやつですね…世の中にはそのようなかたもいらっしゃるようですが… ん〜結局連休中、みごとに(?)毎日会社きたな(^^;)
 で… 疲れたぁ〜誰かはんだ付け替わってやってくれ(笑)

 で、本職のほうはどうした?! 特集はほぼ片づいたとして、単行本どうすんのよ!(^^;)

●5月6日
 連休を挟んでのInterface本誌再校戻し…は、そっちのけで(をぃをぃ)、連休中ほどんと進んでなかった単行本をせっせと赤入れ作業中。足りない図面や用語の説明など、連休中に休んでいる筆者をとっつかまえて、締め切り1周間でごり押し(をぃをぃ)した分は来週あがってくるとして…ん〜章構成がいまいちだな…

●5月7日
 ん? この割り込みプログラム、これでほんとに動くか?? と、うちのRISCキットを使ってテスト…なんてしてるから、単行本の編集作業が終わらんのだよ(^^;) ん〜そうか、日立純正Cコンパイラはビットフィールド演算してももとのレジスタサイズでアクセスされるのか…それでこのソースうちのぢゃ通らないんだなぁ〜などと納得。
 っは! いかんいかん、すっかり忘れてましたわ…単行本の作業ばかりしていて、特集の写真を慌てて撮影。1時間仕上げって色があまり綺麗に出ないからイヤなんだけど、背に腹は変えられない(^^;)

●5月8日
 某オプションボードの基板設計変更、了承いただいたので、早速試作基板を変更後の仕様に合うように改造。改造といってももともとジャンパが実装してあるところに別の信号を引っ張るだけなので、パターンカットもぜすに2本ジャンパを飛ばすだけですが(ホントはもう一ヶ所部品交換を要するところがあるんですが、そこは大した問題ではないので気にしない)。さて、問題はFLEX10Kの中身…どこまで機能を実装するかなぁ〜 あまり懲りすぎてもなぁ〜 でもEPC1(FLEX10Kコンフィグレーション用シリアルROM)ってワンタイムだから、たいした機能を実装せずに書き込むのってもったいないしなぁ…(貧乏性^^;)

●5月9日
 うちのCQ RISC評価キット/Vr4300にFDDインターフェースを装備して…あいや、別にμPD765(個人的にはこの石嫌い…MB8877(オリジナルはWDのFD179xか?)系が好きです^^;)やらVFOを実装してちゃんと回路を作ったわけではなくて、PC/AT互換機用のマルチI/Oボードを使っただけなんですが…で、FDをセクタ単位で読み書きするプログラムを開発してもらいました…え? いまさらFD? いえいえ、この他にIDE HDDの読み書きやATAPI CD-ROMの読み出しやCD-DAの制御プログラムなんかも控えておりますデス。これらのメディアのセクタリード/ライトルーチンを構築し、その上にInterface1998年9月号掲載のFATファイルシステムを移植して、FDやHDDのファイルを読み書きしようという壮大な(やってることはそんな大したこっちゃないんだけどね)計画が進行中です。ご期待ください!! …それはそうと、サンプルプログラム、うまく動かない…IRQ6が出ぇ〜へんな…(をぃをぃ)
 で、お次は、某PCIボードの割り込みボタンにチャタリング除去回路を付けてWinプログラム記事の筆者に貸し出し準備。このまま使うと、1回押しただけで数回の割り込みが検出されちまうので、テストにならんのよね(^^;) でこのボード、FLEX10KのシリアルROMはもう焼いてしまっているので、FLEXの中身を設計変更するとなるとこのROMを捨てなあかんのでもったいない(またまた貧乏性)。ってことで、外から与える割り込み信号を綺麗な立ち下がりクロックにしてやればいい…ということで、部品箱から74HCT14を取り出して定番回路を製作。
 ん? なんでボタン押しても“L”にならない?? よく見ると、載ってるICが74HCT74になってるでわないか!? うそぉ〜!ちょっとぉ〜! 高さを抑えたいからってICソケット使わないではんだ付けしてしまったわよぉ… えぇ〜い(ブチブチ…ICの足を切る音…そして無惨な姿になったゲジゲジ) 捨て捨て! で1列となりの列に、今度こそ74HCT14を実装(何やってんだか…)

●5月10日
 RISCキットでFD読み書きのテスト…ん〜セクタ読み出しエラーのテストって、どうしよう…CRCエラーの出るFDを作らないとテストにならんぞ(笑) …ここで私の学生時代を知る友人からは「お前なら簡単やろ」と言われそうですが(^^;)…FDCが8877で2DDならね(CPUがZ80ならなおよろし(笑)) 今回は765だし1.44Mだし、第一もうその世界から足を洗ったので…(爆)
 それはさておき(^^;)、この件に限らず、実機でエラーテストしようと思って、ふと、そのエラーどうやって発生させたらええねん…ってこと、あるよね。

●5月11日
 デザインウェーブマガジンの誌面有料ダウンロードサービス、始まりましたな。料金徴収システムとしてBitCashを使ってますが…まぁ別にBitCashでなくてもなんでもいいんですけどね。それほど高価な物を買うわけではないので、いちいちクレジットカードってのもなぁ〜となると、他にあまり選択肢がなみたいだし…。このあたり、何が本命ですかね…デビットカード?? う〜ん、本稼働がどんどん先送りされているみたいだし??
 何にせよ、これがうまく動けば、うちでも採用したいなぁ〜と思っておりますデス。っということで、ながら応援してます>SNさん!

●5月12日
 Interface98年9月号で開発してもらったFATファイルシステム(FFS)の件で筆者と打ち合わせ。うちのRISCキット群にFDDやらHDDやらを接続して、その上にこのFFSをのっけて、FATのファイルを読み書きしようというもの。やはり開発環境が問題やね。うちのキットのままだと、ちょっと自由度がないし… んぢゃぁ〜ということで、Linux上でGNUの開発環境を揃える話もしますか!? デバッガをどうするかが問題ですね…。

●5月13日
 なんと今日はCQ出版社の創立記念日で休みなんだそうで…しかし、そんなことは関係なく、筆者と打ち合わせの予定…だったのですが… え? うそ! マジ? …ちょっと知人がトラブルに巻き込まれたとかで、急遽そっちへ。すいません、明日か土曜日に打ち合わせしましょう>筆者様

●5月14日
 ふぅ〜結局1日仕事になってしまったな…豊○の山奥(をぃをぃ)の打ち合わせから会社にもどってきて、次は明日の打ち合わせの準備です。PowerPC403のバス周りの確認。バンクレジスタを初期化して、バーストアクセスを発生させる予定。バーストアクセスができるようになると…某Alpha SampleとHYNDAIの怪しいボードが…っふっふっふ、今後のInterfaceにご期待ください(^^;)
 で、気分転換(現実逃避!?)にネットサーフィンなどしていたら…なにぃ!? また新しいVAIOノートだとぉ〜! なんだよ、その緊急予告ってのは…ん〜スペックも何もわからんぞい。とりあえず初日に公開された画像からすると、CD-ROM内蔵みたい(右側側面)…おお!ついに内蔵されたか!!こりゃA44対抗馬出現!(まだ迷ってたりする^^;) 大きさは…ん〜505よりは大きい感じがする…Z505シリーズくらいかな…反射で映っているノート底面あたり、なにやら怪しいギミックがありそうな気配。New Styleと言うだけに、なにやらありそうですな…しかし“VAIOノートXR”としか書いてないなぁ〜505型番は冠して欲しいなぁ〜 う〜ブツブツ…
 ノートパソコン購入計画は、スペックがはっきりするまでまたまた延期だな(まだ買ってなかったりする^^;)

●5月15日
 今日は某筆者に弊社までおこしいただいて(“拉致して”ともいふ)、念願のメモリスライドウィンドウを実装したシリコンディスクPCIボード…あ゛Interface本誌に記事を載せるまでないしょにしましょう(^^;) の最終チェック。I/O空間32バイトですよぉ〜 割り込み要求クリアされないですよぉ〜 と、数々の注文(?)をクリアしてなんとか完成。で、それに付随した動作確認用ユーティリティ関連のプログラムを、いつものLSI C-86でちょろちょろと作成。まずはDIMMの各種情報を読み出すSPD表示ツールだな。DIMMをよく見るとSDRAMやチップコンデンサ以外に、8ピンくらいのツメの先くらいの部品が付いているかと思いますが、あれがSPDです。I^2Cバスで通信するシリアルROMなんですが、その中に、メモリの種別だとかアクセスタイミングの情報が書かれています。で、RAS/CASの本数やバンク数なども明記されてて、それから計算するとそのDIMMのメモリ容量がわかる…ハズなんですが…私の理解している計算法則で計算すると、容量が半分になってしまうのはなぜ!? 64MバイトのDIMMなのに、私の作ったプログラムの実行結果は32Mバイト…アドレスバス1ビット足りないぞ!?
 そうそう、VAIOノート続報。噂のVAIOノートXR、700/800番台VAIOノートの系統という見方が大ですな…ん〜大きいのはいらない(^^;) まぁでも、このXRはノーパソ業界に一波乱ありそうな気配がするので、はっきりするまで待ちましょう(^^;)

●5月16日
 さて、PowerPC403へチョメチョメ(死語:ないしょ^^;)なデバイスを接続してもらう予定。CPUのレジスタを設定して、外部デバイスを接続するんですが…ん〜PowerPC403も、これも結構変わった石やなぁ〜と改めておもいますね。組み込み系CPUでCS(チップセレクト)が内蔵されているのは当然だけど、そのCSの有効アドレス範囲を結構柔軟に指定できるんっすよ。私がこれまで使ってきた石だと、たいていは範囲や容量が固定されてるんですけどね。PPC403の外部バスにデバイスを接続する時の肝はバンクレジスタの設定ですね。BRnに値を設定して、デバッガでメモリをつついて、ロジアナで波形を見る…の繰り返し。まずはウェイトを設定してと…おおお! 2クロック長くなったぞ! 次はバーストイネーブルビットを立てて…をををを〜4ワードバーストしてるしてる! ぢゃこのビットを0にしたら…あれ? 最初のライトクロックが出なくなったな…あぁそうか、これとこのパラメータを足したクロック数より長いクロック数をこっちに設定しないとクロックが出てこないのねぇ〜なるほどちゃん!(レジスタをいじって一喜一憂する奴…遊んでいる風にしか見えないってば^^;)

●5月17日
 今日は新宿はNSビルにある…っていうか、いつもの筆者のところです(^^;) とりあえず、PowerPC403+JTAGデバッガの納品(を)です。必要な機材はそろった…ハズなので、あとは記事を書くだけですね(え゛? ^^;)
 午後からは会社に戻って編集会議です。今月号も私が立てた企画なので原稿チェックは私がしないと…かつInterGiga No.15付属号なのでCD-ROM製作が…おまけに単行本も同時進行で…他にも某記事のための下調べや、サンプルプログラムの動作確認、PCIオプションボードの検証etc…と、FIFOに入ってる仕事が片づかないうちに、次から次へと仕事が…うう…
 こりゃ秋葉に行ってる時間がないな…っということで、子分(をぃ)をパシリに向かわせる(笑)。土日にも大活躍!?したロジアナ、ついに先日「返して」コールが来てしまったので(某社からの借り物デス^^;)、自前のを買ってこようと… ん〜20万が飛んでいく…(ノートパソコン購入計画がますますとん挫!?) 購入した販売店その場に物はないとのことで水曜日発送到着予定!!
 などと書いているところへ、某筆者の奥さんから切実なる訴えが…(^^;) 私があまりに某筆者に記事を頼みすぎていて、休日も仕事ばっかりしている(させている)のが原因。すいません、すいません、すいません。あと2週間…今月中だけはご主人をお借りします!!
(ん〜プロジェクトが一段落したら、温泉旅行はどこがいいっすかね?)
 VAIOノート続報その2…ジョグダイヤルって、スタートメニューから起動するプログラムを選ぶために使うんかな??(^^;)

●5月18日
 さまざまなプラットホームへUNIX系OSの移植を数々こなしてこられた某D2… ふむ、他に面白いことができたので大学を休学して、そっちに全力投球ですか…なかたと打ち合わせ。うちのSH-3やSH-4にUNIX系OSを…という話を6月号の編集後記で書きましたが、その一環。どこまで実現できるかはまだまだわかりませんが、何件か話がすすんでいますので、期待してお待ちください!?
 VAIOノート続報その3…こ、これってホントにノートパソコンですか?!(笑) こりゃ完全に505系ぢゃないわな…

●5月19日
 PCIがらみでご協力いただいている某社から、またまた新たな試作ボードが届く。う〜早く使ってみたいけど、触ってる時間がなひ(涙) さらにさらに、月曜日に買ってきてもらったロジアナ、早速到着ぅ〜 う〜早く使ってみてぇ〜(笑) が、ここはグッとこらえて…
 いや、もう次のInterface8月号の入校作業に入ってるんですよ。ん〜思ったより原稿が長くて、どこカットするかなぁ〜と悩んでいるところへ、Interface読者からとんでもないメールが飛び込んで…ぬぅあにっ! SH-3のPCMCIA機能にバグだぁ?! “日立マイクロコンピュータ技術情報”に載ってるそうな…
題目:PCMCIA使用時の注意事項
発行番号:TN-SH7-113A
適用製品:HD6417708,HD6417709,HD6417708S,HD6417707,HD6417707R
対象ロット:全ロット
分類:使用上の注意事項
有効期限:永年
…こ、この最後の“永年”って…直す気なんぞない!ってことですかい(^^;) っていうか、シリーズ展開していっぱい作っちゃってからバグが見つかったってことか? まぁこれからのSH-3の正統後継品種であるSH7709Aは直ってるそうですが…
 んで、その具体的なバグの内容。エリア6をPCMCIAで16ビット幅で使っているとき、連続したワードアクセスの後にバイトアクセスをしても、そのアクセスがワードアクセスになってしまうというもの!!
 …ん? …ちょっとまてよ…このバグって…そういえば、おかしい動きをするなぁ〜と思ったことが何度かあった… PARTNER(うちのSH-3評価キットのデバッガ)とロジアナでCPUの動きを調べてたとき…
>POW B8000000 55AA[リターン]
ロジアナ CE1B="L" CE2B ="L"  よしよし! んぢゃ次
>POB B8000001 55[リターン]
ロジアナ CE1B="L" CE2B ="L"  あれ? なんで!? もっかい
>POB B8000001 55[リターン]
ロジアナ CE1B="H" CE2B ="L"  なんだ、ちゃんと動くぢゃん! OKOK…

 …って、操作ミスとかデバッガのバグ(汗)とか気のせい(笑)ぢゃなくて、CPUのバグだったのかかかか!!

●5月20日
 昨日、突如ふって湧いた…いや、発覚した(私が知らなかっただけですが…)SH-3バグ問題。今思い出していろいろ考えると、うん…たしかに思い当たるフシがいくつもある…こりゃ追試せなあかんな…っとはいうものの、現状ではなかなか手が着けられへんで… 土日に少しできるかな…
 Interface99年4月号でSHシリーズの特集をしたけど、その時も、そこで紹介されている日立純正?のSH-3評価ボードのPCMCIA部分には、SH-3内蔵機能を使わずに専用のPCMCIAコントローラが搭載されてて「これって日立みずからSH-3内蔵のPCMCIA機能は使い物になりません!と言ってるようなもんじゃん」と笑ってましたが…笑い話ではなくて、事実そうだったのね(^^;)

●5月21日
 この土日に某所へ持っていくPCIメモリボードに新しい仕様を追加する。メモリにランダムにデータを書き込んで読み出して比較するメモリチェックプログラムも、もう少しアルゴリズムを変えてエラーチェック能力を強化…したつもり。で動作チェック…ん? なんでこんなにエラーが出るの!? ソースを眺めるも、プログラムに問題はなさそう…あ゛もしかして…と思い、メモリエディタでメモリを読み書きしたら…ありゃ、ホントにビットバケしてたよ(^^;)
 メモリエディタ上から特徴的なビットパターンを何度か読み書きしてみる…ん〜ビット2がおかしいなぁ〜 ボードを取り出してしげしげと見渡すも…見た目は大丈夫っぽいんだけどなぁ〜と、問題のビット2に該当するピンをピンセットの先でつつくと、ななんと“グイッ”と引っ込むではないか!(パッケージはSOJです) げげ! ちゃんとはんだ付けされてねぇ〜やん!!(はんだ付けしたのは私ではありません^^;) 慌ててピンをもどして、慎重にはんだ付け。動作チェックOK!
 さてぇ、あとは、バースト転送時にメモリのアクセス速度の限界でバーストできるように、シーケンサを最適化せんとな… いまのシーケンサ(Interface99年5月号掲載バースト対応SRAMボードの設計参照)は、たしかにバーストするけど、ぜんぜん遅くて話しにならへんので(^^;) ハード担当(?)としては「これ以上速くするにはもっと高速なメモリが必要です!」というセリフを言いたのよ!(笑)

●5月22日
 ん〜〜〜〜〜〜〜(昨日からすったもんだやってま) バースト転送シーケンサのこのステート1クロックを“美しく”削りたいなぁ〜(特定条件のときだけフラグで判定して分岐…とかっていうのはや〜という意) どうもうまくいかん。ライトサイクルで“よっしゃ!”とおもってリードバーストすると1ワード歯抜けバースト転送になってたり(^^;) なんか根本的にシーケンサの設計を見直さないとダメかな!?!?
 あっちを直したりこっちに手を入れたり、適当にフラグ作って判定させたり(結局これかい^^;)、かなり泥沼化(笑)してきたけど、とりあえず満足いくパフォーマンスになったので、これでシリアルROM焼いて完成させるか! …で、EPC1を焼いたのですが…あれ?? なんか動かない…どころか、PCIデバイスとしてすら認識されていない…ん〜FLEX10Kを複数使う、つまりシリアルROMを複数数珠繋ぎにしてコンフィグレーションする時って、なにか特別なパラメータや設定、呪文か儀式(をぃ)があるのかしらん!?(MAX+plusIIの使い方をよくわかってないし…)
 うが! 結局土曜日はこれしかしてなひ…他にやらなきゃならないコトが山ほどあるのにぃ〜(^^;)

●5月23日
 今日は所沢の某筆者のところで打ち合わせ。結局昨日の苦労はシリアルROMの不調で実りませんでした(T_T)が、まぁとりあえずはPCI拡張ROMの機能だけ、別のボードでテストプログラムを組んでもらうことに。それと、開発効率を上げるためにコレまた怪しいお手製ROMエミュレータをもっていく。が、その場でダウンロードテストをしたら、下位8ビット側がなんかうまく動かない…またどっか故障か(手配線だからなぁ^^;) ま、PCIボード側は8ビット×1なんで、上位側8ビットだけでも使えれば問題ないっしょ。
 で夕方は、うちのRISCキット/Vr4300〜あやしいプルアップ抵抗実装版〜(^^;)と、PC/AT互換機用マルチI/Oカード〜パターンカット&ジャンパ版〜(をぃをぃ)をセットアップしに八王子の筆者のところへ。これからお伺いいたします…と連絡しようとしたんですが…なんか留守電だなぁ〜と思ったら、その番号FAX専用だったんですね。土日に行きますとは連絡しておいたのですが、突然押し掛けた格好になってしまってすいませんデス。

●5月24日
 単行本のメイン筆者が出張から戻ってこられたんで、さっそく打ち合わせに飛んでいく。1ヶ月くらいの長期出張が終わり、今日から元の職場に復帰するも浦島太郎状態の筆者にさらに追い打ちをかけるかのように、この図面が足りないだのこの説明を追加してくれだの、付属CD-ROM収録ファイルを揃えろだの筆者校正だのと、次から次へと…いやもうすいませんデス。この2週間が踏ん張りどころです。よろしくお願いいたします!!
 えぇ〜と、そろそろ広告作らないとだめですよね? そぉ〜いえば、単行本…というか、正確にはInterface増刊ですが、中身が何か書いてないですよね? えぇ〜と、一応SuperHシリーズの解説本です。近日中に新刊広告が出るでしょう…(え゛? やっぱしそれも私が作るの?)

●5月25日
 その増刊、CD-ROM付属です。誌面だけでは足りないので、CD-ROMにも解説原稿を収録予定。ん〜画面と紙ぢゃ解像度が違うからなぁ…
 問題なのは、そのCD-ROMの締め切りがInterGiga No.15と同じなんですわ…こっちにはとくにメニュー画面を付けないとはいえ、同時に2枚分のCD-ROM作らなきゃ!!

●5月26日
 CD-ROMそうだけど、速く原稿を入校しないとInterface本誌のページがなくなっちゃうぞ。今月は特集以外に3本の記事を予定(私が担当分)…ん〜たぶん特集が当初の予定より多めに入るから、3本は載せきれない予感。1本落とす(次号まわし)として、これとこれか…ん〜あまりこの分野の記事が並ぶのもバランス悪いしなぁ〜でも、この記事はこの号に載せておかないと、後のスケジュールがどんどんズレるしなぁ〜 台割(ページ割り当て表)を見るとまだ1折(Interfaceは16頁)ちょっと空いているが… そしてそして一番大きな問題は、まだ原稿が来ていない!!(こりゃ致命的問題だわ^^;) 遅くとも明日夜には届かないと、間に合わないよなぁ〜
 …などという葛藤(笑)を、毎月末にしてるんですよ(^^;)

●5月27日
 ついにIA-64仕様発表ですね…これで内緒で話をしなくてもよくなりましたね?>某プログラマさん…え゛? アーキテクチャは公開されたけどMercedが出たわけぢゃないからやっぱダメ? シミュレータが遅いだの、アセンブラのバージョンが上がったらオブジェクトコードサイズが倍に増えただの、仕様書だけでははっきりしない動作も、これまでは実機が目の前にあったんでデバッガで動作を確かめられたものの今回は実機はおろかCPUすらまだ物がないんで相当苦労されているようで… 
 ん?外、そんなに暴風雨だったん? 昨日夜食買いに夜中にコンビニ行ってから外出てないから知らないです(^^;)
 深夜、待望のSDRAMの原稿到着。さっそく赤入れして入校する…けど、まだ実物は動いてないという話も…(あわわ^^;)

●5月28日
 お、そうか、今日はSecond Editionの説明会があったんだ…さっそくテストルームのマシンにWindows98 Second Edition(評価用)をインストール…
 …なんも変わっとらんやないけ! こんなんで金取んか!?(^^;) ま、技術的にはバグフィックスってことやね…USB機器や1394機器があれば、Win98との違いも多少はわかるんでしょうが、ごくごく一般的なリソースしか持ってない平凡なPC/AT互換機上では、起動画面すらWin98と同じぢゃ、誰もSecond Editionが入っているとは気づくまい…

●5月29日
 InterGiga No.15、もう締め切りまで幾日もないところまで来てしまいました…ひぃ〜 やっとこさ本格的制作開始!!
 今回は組み込み&ソフトウェア開発環境展の広告企画があるんで、そのための専用メニューを装備。展示会期間中にCD-ROMを起動するとこれら展示会用メニューが起動するしかけを埋め込みます…って、プログラムそのものは去年作ったシステムを使うので、そんな手間はかからないと踏んでいたんですが…
 ジャン!♪(Windowsエラー音) なに!? なんでファイルがないって怒られるの? そういや1年前と最近とでは、CD-ROMスクリプトの記述フォーマット変えたからなぁ〜 それにスクリプト変数も、CD-ROMドライブ名とパス名、パス名の最後には“\”マーク付けるか付けないかとかetc記述ルールも変えたし…もう覚えちゃいねぇ〜(をぃをぃ) とりあえず、去年のInterGiga No.11のスクリプトと前回No.14のスクリプトを比較…うん、たぶんこうだろう(^^;) ん〜それでもダメか…こらプログラム内部の問題かな…
 CD-ROMメニューの起動シーケンスも複雑だからなぁ〜 CD-ROMのルートディレクトリにはごちゃごちゃファイルを置きたくないので、ランタイムをEXEにまとめられるDelphiで作ってるし、BINディレクトリの中は細かな仕様変更にも柔軟に対応できる(…っと言えば聞こえはいいが、単に注文が細かすぎて人に頼めない→自分でプログラム組むしかない→私はVCやDelphiでプログラム組めない→VBしかなひ(笑))VBで作ってるし、しかも16ビット/32ビット混在の絶妙なるコンビネーション(爆)。16ビットアプリなのにロングファイル名扱えるもんねぇ〜(CDSystem様々です(^^;))
 えぇ〜START.EXEが呼んでるのはこのEXE…VBだな。ソースは…で、最初にOSのバージョンを判定してぇ〜 ん〜ここは何をしているんだろう(^^;) う〜わからないところは触らない… あ、あったあった、ここで条件を判定してぇ… ふむふむ、なるほど、ここでDLLコールね。で、戻り値を…ん? この行は? あぁ〜そうか、スクリプトをこう書けばいいのね!! で問題解決…ソース見なくてもいいように、仕様書書いておけって? たぶん、このシステムを使うのは今年が最後だからいいや(といいつつ、また来年…^^;)

●5月30日
 ん〜CD-ROM、金曜日締め切りに間に合わないファイルがいくつかある…ホントに月曜日にくるんでしょうねぇ…月曜日に来なかったらもう収録できないっすよぉ!! 単にファイルをほおりこむだけなら締め切りギリギリでもいいですが、うちのCD-ROMにゃ〜メニューが付いているんで、収録件数がはっきりしないことにはメニュー画面も作れないんですよ。最初はダミーでファイルを入れて置くんですが、最終的な項目が確定しないとメニュー画面も確定できないし、それが確定しないと後工程が進まない部分もあって、今のCD-ROMメニューシステムって土壇場の変更が実はとっても大変なメニュー構造をしてるんですよ…
 次期CD-ROMメニューシステムは、基本的にはテキストファイルの変更だけで済むんで、土壇場の変更にも耐えられる…ハズですが…ギリギリの変更を受け付けるという意味ではありませんのであしからず(^^;)

●5月31日
 ページの都合で、8月号掲載で作業を進めていた記事1本、次号送りとなってしまいました。申し訳ありませんデス…とお詫びのメールを筆者にだす…そしたら、実は原稿完成後、一部修正したいところがあったとかで、逆にちゃんと確認する時間ができたということで、よかったよかった、というメールが返ってくる。普通ならそれくらいの追試はこっちでやってしまって記事に反映させるんですが、いかんせん、現状では他のことをやってる暇がないので…とにかく1ヶ月の猶予をいただけるのは、実はとってもありがたい!?ことなんですわ(^^;)

●1999年 4月に戻るのだ

●1999年 6月を読むのだ


(M)のページにもどるぅぅぅ

Interfaceのページへワープするぅぅぅ