(M)のドタバタ編集記 1999年 7月号(?)


●7月1日
 ありゃ…MIPS-3以降はリソースの競合が発生するときは内部でパイプラインのインターロックをかけるんでNOPが要らないけど、CP0のレジスタ群へアクセスするプログラムはハザードに注意せい!とマニュアルに書いてあったとさ… まぁ初期化ルーチンでパフォーマンス追求しても意味ないので、CP0レジスタにアクセスしたら、後ろにNOPを2,3個入れときゃいいわけやね(^^;)
 …で早速疑似ROM化…うん、このLEDのカウントアップ速度はちゃんとキャッシュが効いてる時の速度やね…っということでちゃんと動いているらしぃ(^^;)

●7月2日
 CQ RISC評価キット/SH-4のマニュアル…前回のSH-3のを適当に直してほい完成!…というつもりだったんですが…今回はJTAGデバッガなんで、いろいろ仕様が違ってますな…
 SH-4用の疑似ROM化スタートアップルーチンも手直しして…SDRAMのモード設定値、あまり自身はないけど、少なくとも動いているから大丈夫でしょう(をぃをぃ) あとは細々した README.TXT を用意しないとな。

●7月3日
 PCIメモリボードで1Mバイト以下のアドレス空間にメモリ空間を確保する方法…ベースアドレスレジスタのビット1にビットを立てるだけで確保できましたとさ…もちろん、要求サイズも16Kバイトとか小さくしないと、BIOSに「アドレスがぶつかって割り当てらんねぇ〜ぞ」と怒られますが。テストで使ったマシンは64Kバイトまでは確保できましたね。128Kで怒られたけど。他に拡張ROMが載ってるカード類を多数実装していると、もっと少ないサイズでも割り当て不可能になるかもしれませんが…
 これで完成!と思ったら…問題発生! うぉ〜ローカルバス側にオフセットが付いてしまう(笑)…ローカルバス側のアドレスの生成を…
   LOCAL_Address(19 downto 2) <= PCI_Address(19 downto 2);
ってやってるもんだから、1Mバイト以下のアドレス空間にPCIメモリ領域を確保するってことは、そのアドレスがそのままローカルバス側にも出ちまうわな…
 …ってことでごめん、バグ修正で遅れる…

●7月4日
 結局昨日は行けませんでした。一応バグを直したのでこれから行きます(^^;)
 現場に設置、納品最終テスト(^^;)…ん〜なんかアドレス上位のバンク、データ化けてるなぁ…アドレス加算器が追いつかないのか…しゃぁ〜ない、もう1クロックウェイト入れるか… でもまぁ前半16Mバイトはデータバケしないので、とりあえずそれで作ってください(をぃをぃ)

●7月5日
 やべ! 組込みシステム開発技術展(ESEC)、明後日からじゃん。なんにも準備してなかった(^^;) 何デモしよ…前回と同じVr4300+VGAのデモだな…(芸がないなぁ〜)
 あぁ〜そうだ。あのデモするなら、早速疑似ROM化ツールを実践投入してみるか。なんせあのVGAデモ、プログラムサイズが500Kバイト近くあって、ダウンロードするだけでえらい時間がかかるんですよ(57600bpsのシリアル転送…)。おまけに調子の悪いときはすぐにハングアップするし(前回のTECHNO-FRONTIER WEEK 99はすごい調子悪かった…なにせ隣がモーター制御関連の展示で実演してるんで、ノイズもバチバチ凄かったんでしょう)…CPUボードリセットから始めると、ダウンロードのやり直し…(T_T) 疑似ROM化すればダウンロードで待たされることもないし、ハングったらリセットスイッチ押しせばすぐに復帰できるし!

●7月6日
 今日はブースの設営日。…あぁ〜しまった。VGAデモプログラム、疑似ROM化しようと思ってまだしてないや…必要な機材を持って行くだけ持っていって、明日、会場でやろう(^^;)
 今回はRISCの展示部分にだけ棚を組み立てるお手軽作戦でいきます。2コマ分のブースの半分を使ってRISCキットを展示。棚を組み立てて、パソコンを置いて適当にRISCの箱を並べて…で完了。え? RISCのデモのセッティング? それらは初日の朝、早く来てやります(いつものことです^^;)
 ブースのもう半分は、書籍販売コーナーです。こちらは本を並べて店開きの準備… ん? あれ? SuperHプロセッサは? え゛? 持ってきてない!? 今回あれを売らずして何を売るんですか!!!! ということで、急遽追加(どの本を持ってくるかリストアップしたときの資料が、この本の発売前の資料だったらしい…まぁ出たばっかの本ですからね)

●7月7日
 今日から展示会です。初日は少し早めに行かないと…なんせ展示物の最終セッティングは初日にやるんで(^^;)
 メイン電源入れて、パソコン起動して…あ! 疑似ROM化スタートアップルーチンと、フラッシュ書き込みプログラム、持ってくるの忘れた! まぁデモが不可能になるような致命的エラーではないので、明日にしよう(幸い、今回はすごく調子がよくて再ダウンロードすることもなくデモできました ^^;)
 展示会が組み込み分野ですから、いつもお世話になっている筆者や知人の方々に多数遭遇(?)します…
   「あれ? 村上さん? 取材ですか?」
   「RISCキットのサポートは私しかいないんで、3日間張り付きですよぉ」
…このセリフ何度口にしたことか(^^;)
 SuperHプロセッサ…飛ぶように(ちょっと大げさ)売れてます。この調子で3日間売れてくれればいいんだけど…
 午後5時で展示会は終了。しかしまだ帰宅はできましぇん(T_T) これから会社にもどってSH-4の取扱説明書の原稿を揃えないと…ひぃ〜今日も徹夜だい(をぃをぃ、明日も展示会やで!)

●7月8日
 今日はフラッシュ書き込みプログラムをもってきたぞ。早速PARTNERを起動しダウンロードして実行…が、アドレス20000hのところでエラーが発生。何度やっても同じアドレスでエラーが… なじぇ!? さすがに会場でボードをばらしてデバッグするわけにもいかず(RISCキットのデバッグ実演!? だいたいそんな工具持ってきてない)…しょうがない。まぁ今回は、前回と違ってなんか調子いい感じ…1回ダウンロードすればハングアップすることなく動いているからいいか(前回はちょっと目を離すといつの間にかぶっ飛んでることがあって、再ロードにえらい時間がかかったけど)
 今回はじめてCQ RISC評価キット/SH-4を“近日登場”と展示したんですが…質問すべてが「発売はいつですか?」 そりゃぁ〜そうだ… で答えは…「8月上旬を目処に作業を進めています」(昨日も徹夜でマニュアル作ってたんだよぉ〜とは言いたいけど言えない^^;)
 おいおい、SuperHプロセッサ、もう無くなっちゃうじゃん。追加した? 明日? ん〜この調子だと今日中にさばけてしまうぞ…(うれしい悲鳴^^;)
 夜…SH-4“近日発売”と言ってしまったからには、急がなまずい…SH-4の取説やら使用許諾書、ユーザー登録葉書の原稿、明日までに揃えないと間に合わんな…なんとか終電前に原稿を揃えて、今日は帰る!(明日は撤収作業もあるので寝ないと倒れますってば)

●7月9日
 展示会も今日で最終日。のこり2,3冊しかなかったSuperHプロセッサの補充も入って準備万端。さて、今日は何冊売れるかな!?
 ここでSuperHプロセッサを購入観察日記(笑)を…
1.わき目もふらず一直線にCQブースに来てSuperHプロセッサを手に取る人…(俺はSuperHプロセッサを買いに来たんだ!っという強い意志が感じられます^^;) こういう人、何人かいらっしゃいましたよ。ありがとうございますぅ〜
2.どんな本があるかなぁ〜と眺めているところに、SuperHプロセッサが目に入って、手にとってパラパラめくり、うなずくようにして財布に手をのばす人…内容に納得された上でのご購入、ありがとうございます。
3.数人のグループで会場を回っているらしく、一人が歩き出そうとしたところへ、もう一人が肩をたたいてSuperHプロセッサを指さす…(「ほら、SHの本出てるよ、買っといたら?」というような会話が交わされているのでしょうか!?) あ、領収書も出ますよ(^^;)
4.SuperHプロセッサを手にとってパラパラめくるも、もとの山にもどして他の本を見る…けどまたSuperHプロセッサを手にとって、今度はじっくり立ち読み…(買うのか買わんのかはっきりせい! ^^;)…こういうパターンでも、半分以上の確率でご購入いただいております(^^;)
 さて、せっかくビックサイトにいるのに展示会を見ないのはもったいない…っということで…まず会場を出て“出展社バッチ”を外してポケットに。んで登録受付に行き名刺を出して“プレス章”をゲットして入場(一応、立場を明確にしておかないとね^^;) とりあえず組み込み関連のところだけ一通り見て回る。今回の収穫(?)…汎用PCIインターフェースLSIとその評価ボードを出している某社さんから評価ボード一式をお借りすることになりました。
 ♪蛍の光♪〜が流れてやっと終了。しかしこれから“撤収”という大仕事が…もう一踏ん張りがんばろぉ〜

●7月10日
 3日間まるまるブース張り付き立ちっぱなしだったので、今日はゆっくり充電中…っと行きたいところですが、残念ながらそれは明日までお預けです。今日はまたまた^n(もう何回になるんだろう^^;)某筆者とデバッグです…
 んが…あれぇ〜? なんでダウンロードできないのぉ? TCP/IPドライバ入ってますよね? IPアドレスも問題ないですよね? これクロスケーブルだよなぁ… PINGは応答するしぃ… いつものテスト環境と違うといえば、OSが英語版Windows95だから??? それが原因!? まさかぁ〜?!?! 結局、プログラムのダウンロードがうまく行かず、実質的にデバッグ作業できず断念。なぜだぁ〜!!

●7月11日
 …すいません。充電させてください(^^;)…Z

●7月13日
 やっぱタクシーにするんだった…駅ついたらちょっと小雨だったのが罠(^^;) 某筆者の事務所まで行くのにずぶ濡れ状態(T_T) なんかカゼひきそう… ほんと、そろそろ梅雨あけてくんないかなぁ〜 夜食のコンビニ弁当、買いに行くのが大変だよ(爆)
 先日、Vr4300+VGAのデモでフラッシュROMへの書き込みがうまく行かなかった件をデバッグ。ん〜未使用だからってNCのままにしていたA18がまずいかなぁ…Vccに接続するとエラーが出なくなった…ってことはこのフラッシュROMアダプタ、内部はプルアップしてないのかしら?? まぁ何にせよ、フラッシュROMへの書き込みは正常に終了するようで。で、実際にVGAデモを疑似ROM化させると…あれぇ〜?なんかスクリーンセーバーモード時の画像、所々化けてない? ビットバケしちゃった!? フラッシュに書き込んだデータはバケてないな…ってことは疑似ROM化ツールに問題あり!? ん〜

●7月14日
 ん! 探していたPCMCIA解説本がLaOXコンピュータ館に1冊確認!! という最新情報を某所(^^;)から入手したので、お昼にひとっ走り秋葉原へ。編集会議は午後3時からなので、それまでには戻らねば…
 LaOXコンピュータ館1F…さて、どこにあるのだろう?? あまり時間もないんで店員さんに聞く…が、その人どうも新人さんらしく要領がよくない(あっちの棚見てこっちの棚探して右往左往)…見かねた(?)先輩店員が出てきて「これですね」とすぐに出てきた。さすが!!
 あ、あとですね、トリケップスから出ている某解説書も欲しいんだけどぉ…って、LaOXなんかぢゃ扱ってないってば(^^;) はい、直接注文しますデス。

●7月15日
 ん〜おかしい…SH-4のシリアルの初期化がうまく行ってないのか、ターミナルと通信できない。えぇ〜と、まてまて。“通信テスト”の場合は、受信側だけぢゃなくて送信側も調べないとな…テストではハイパーターミナルを使ってるんで、SH側のDSRとかRTS端子を見て、受信側のレディを待ってて送信できない場合もあるからな。
 SH-4 CPUボードのRS-232-CはDTE仕様にもDCE仕様にもできるようにジャンパピンで設定を変えられるんだけど…ん?? あれぇ?なんか取扱説明書のジャンパの説明が違ってない?? これは要確認だな。とりあえずDSRはDTRをそのまま返して、RTSにはSH-4のRTS出力を出して…あぁ、これがレディになってないぢゃん。ん〜と、SCIFのSCSPTR2でRTS出力をイネーブルにして、さらにレディ(“L”)に設定せんとあかんのか。うんフロー制御端子の設定はこれでよしっと(別にフロー制御はしないので、一度レディに設定して固定ですが)。
 で、ハイパーターミナルから文字を入れると…うん、SH-4のRXDにはなんかデータが入力されてるぞ!(ロジアナで確認) …けどSH-4のプログラムでは受信フラグ立ってないなぁ…ハイパーターミナルはちゃんと送信してるから、あとはSH-4側のSCIFの設定か… ん〜あと何の設定が必要なんだろ… …ん? あ゛ レシーブイネーブルビット立ってませんでした…すいません、ごめんなさい、私が悪ぅ〜ございました。

●7月16日
 ん〜やばい、ちょっと間に合わないかも… 昨日のシリアル通信プログラムに手こずったおかげで、CQ RISC評価キット/SH-4のCD-ROM制作が遅れ気味。ホントは今日の夕方がCD-ROMマスタアップの期限なんだけど…
 添付するユーティリティ類は、フラッシュROM書き込みサンプル、疑似ROM化ツール、シリアルコンソール入出力サンプル、それと動作確認用サンプルプログラム2種…しかし… シリアルコンソール入出力は19200bpsでしかテストしてないから、他の通信速度で本当に通信できるかテストしたいなぁ… Interface本誌99年4月号特集の第4章のサンプルプログラム、exeGCC評価版でコンパイル可能にソースを変更したけど、オリジナルプログラムとの変更点の説明ドキュメントを書かんとなぁ… 疑似ROM化用スタートアップのBSCへの設定値も、一部変えたほうが安全だなぁ… etc… う〜もう少し時間ください。あと少し、最後の最後のツメを慌てずにじっくりと確認したいんで。

●7月17日
 ん〜これでいけるかな…(ここ数日唸ってばっか^^;) マスタアップを1日遅らせて(プレス屋さんすいません)、執行猶予(?)ができたので細かな部分をいろいろ修正。
 あれぇ? シリアルコンソール入出力、2400bps以下だと文字がバケるなぁ…通信速度合ってない!? ん〜ボーレートジェネレータに設定する分周比は計算式と合ってるよな… ん!? SCBRR2ってば8ビットなの? 分周値418なんて書き込んでも、そらあかんわ(^^;) まぁコンソールの通信速度が2400じゃ〜かったりぃ〜から、下は4800bps(これでもちょっと遅い感じ)、上は115200bps(ターミナルとして使うパソコンとキーボードの間もシリアル通信なわけだし、だいたいそんなにコンソール通信を速くしても人間が追いつかないってば)まででいいか。
 え゛? SH-4のシリアルは4800bps未満の通信速度はできないのかって? いやいや、今回の設定は、ボーレートジェネレータへ供給するクロックがペリフェラルクロック(Pφ)33.333MHzダイレクトなんで下は4800bpsまでだってことで、これをPφ/4とかPφ/16とかに設定すればもっと下の速度も出ますっせ。上から下までカバーするとなると数カ所のパラメータを変える必要があるんで面倒だし(^^;)、コンソールとして使い勝手の悪くない通信速度範囲(人間工学的考察の結果(笑))ってことで、こうしたまでです。
 何にせよ、1日時間とっておいて良かったわぁ(^^;)

●7月18日
 RISCキットのサポートページ、最近はとんと更新してなくてすいません。いつもいつも、やらなきゃやらなきゃとは思っていたのですが… SH-4発売間近ということもあるので、ここは一つ、ページ開設以来のRISCキットサポートページの大々的更新をすることに…
 ページの更新って言っても、デザイン的な部分に凝るのではなくて、中身…とくにQ&Aコナーがヘナヘナ(笑)でSH-3やVr4300のQ&Aがまだ無い(!)とう状況だったので、近日発売予定のSH-4も含めてこのあたりを重点的にページを作成&更新するかな…
 っということで、いままでどんな質問があったか過去の質問メールやFAXを改めて整理。とっても入門的な質問から、技術的にも高度な質問まで、結構な件数のメールや枚数のFAXやあったことに改めて驚き。やっぱり一番多いのが、コンパイラの仕様とROM化に関する質問…それにSHにおけるアセンブラと割り込みプログラムの記述方法ですか…
 これらの中から独断と偏見で(んを?!)ありがちな質問や今後も寄せられるであろう質問をピックアップしてQ&A形式で整理。これまでのQ&AのページはRISCキットの品種ごとに分けてましたが…ん〜PARTNERやexeGCC共通のネタはまとめてQ&Aにしたほうがいいなぁ。SHシリーズのアセンブラや割り込みプログラムの書き方はこれを買ってください…っと(え゛他のCPUは? ははは…なんとか後で用意します^^;)
 新規に入力した情報はバイト数で合計100Kバイト弱ほど…ん〜結構書いたな…結局1日仕事になってしまったな。まぁここまでサポート情報データベースがそろえば、質問もかなり減るだろう! …っと期待しています(^^;)

●7月19日
 昨日、今日、明日と、JR巣鴨駅南口ロータリーでは、盆踊り大会が行われております。会社のすぐ近くなんで、太古の音とか聞こえてきます… 静かに仕事したいのにぃ〜(^^;) 夜食の買い出しは人がいなくなった深夜だな(笑)

●7月20日
 ん〜一晩おいてからゆっくり見直すと…なんか文章が変だったり、説明が足りないなぁ〜とかetc RISCキットのQ&Aコーナにまた手を入れ始める…まぁ〜キリがないっちゃキリがないけど…
 で、気が付くともう20日。次のInterface10月号、そろそろ原稿に手を入れんとなぁ〜と思いつつ、CQ RISC評価キット/SH-4の動作確認試験をしていたり… いやね、マニュアルではEPPモード対応だと速いよ! ってなってるんですが、うちでテストすると、ことごとくSPPモードでしか起動しないんで、なんでやぁ〜と、テストルームのマシンに片っ端からPARTNERをインストールして動作確認を…

●7月21日
 今日は特集関連の打ち合わせで、青梅のT社に。…ん〜たしかに、規格ものってのは、公開していい情報とできない情報があるから、下手に記事は書けないってのはわかりますが…。解りました。では某(^^;)フォーラムの方と打ち合わせして、どこまで書けるのか書けないのかをはっきりさせてからにしましょう(ん〜となると、次は本社で打ち合わせの予感…でもT社は来週あたり夏休みに入るからなぁ〜 こりゃ打ち合わせは8月に入ってからかな??)
 …あ゛そうだよ。明後日も青梅で打ち合わせなんぢゃん。今日の打ち合わせ、金曜日にすればよかったな…

●7月22日
 CQ RISC評価キット/SH-4のJTAGデバッガのテストをしていて… ありゃ、SPPでも起動しないPC/AT互換機を発見 こ、この期に及んで… まぁチップセットは非インテルだし、かなり古いので、対応できないマシンも一部あるということでしょうがないかとは思いますが… いやしかし“絶対動きません!”ならまだしも「起動する…ときもある」というのはなんとも…(^^;) うまく起動するときの条件とか、規則性を探って開発元にバグ報告せねば…ってことで、またOSのインストールからやりなおしかい…(T_T)

●7月23日
 1日おいて、今日も青梅方面(青梅から2駅奥)まで、某筆者の事務所で打ち合わせです。ん〜結局大幅に遅刻してしまいました。すいません(青梅の先までいく電車がなかなか来なくて…^^;) いやぁ〜 一昨日の小作はT社関係でよく来るんですが(以前は某友人も住んでたし)、それより奥には来たことなくて…“東京都”という住所でも、こういうところあるんですねぇ〜(^^;)

●7月24日
 もろもろの事情で遅れていた、PCIデバッグライブラリ for Win32のほぼ完成版が筆者から届きました!!(催促メール(^^;)出した直後に入れ違いで届いた…) Windows95/98/NT4.0のマルチプラットホーム対応、あぁ〜んど、VC++/Delphi/VBのマルチ言語対応のすぐれもの!! しかもDDKだのSDKだのいぃ〜っさい不要! いわゆる“スタンダート版”とかいう入門パッケージでもOK(だと思う^^;)!! DLLをコールするだけで簡単に物理アドレスに自在にアクセス可能なプログラムが組めちゃいまっせ!! よっしゃぁ〜Interface近号で、大公開じゃ!!

●7月25日
 ホントは本誌次号の記事の赤入れをせにゃならんのだが…昨日とどいたPCIデバッグライブラリ for Win32のデバッグ(^^;)をしてしまう… ん? なんでこのマシン、Win98入れるとインストール途中でハングアップするのよ!! あれ? Win95にATI MACH64のドライバって入ってないっけ? …と、数々の困難にもめげず(笑)、同一マシンにWindows95、Windows95OSR2、Windows98、WindowsNT4.0の環境を構築。最初の95とOSR2って、PnPデバイスの認識とドライバのインストール動作に関してかなり違ってますからね、この二つは別に用意してテストせにゃいかんでしょう。
 ん〜 デバッグライブラリそのものの動作は問題ないんですが… OSがPnP対応なんで、OS起動時にデバッグ中のPCIデバイスを認識してドライバを組み込もうとするところをどう対処するか。ここで“ドライバをインストールしない”とか“キャンセル”を選ぶと…Win95ではとりあえず“その他のデバイス”に分類されてリソースもとりあえず割り当てられるんですが、なんとOSR2以降ではリソースすら割り当てられない!! これでは手出しできなくなってま… Interface99年3月号掲載のターゲット7のように標準でドライバが用意されているデバイスだと、とりあえずは行けそう…
 OSをとっかえひっかえ、PCIデバイスもとっかえひっかえ、さらに標準のドライバを入れたり削除したり…すべての組み合わせでテストするとなると、こりゃ一苦労でっせ…
 で、ほぼ1日かけてテストしたその結論…ん〜 少なくともPCIデバイスの要求するリソースは確保できるような、ドライバ本体のないダミーのドライバ(INFファイルのみ)を作って対処せんとあかんな…

●7月26日
 え? INFファイルもできた?! なんか早速メールが返ってきてるし。で、早速各種OSでテスト…
 まずWin98…うんよしよし、クラスコードまでみてPCIデバイスとINFの関係を判定してるぞ。
 Win95OSR2…だめだなこりゃ…同じベンダIDとデバイスIDだと、クラスコードが違うのに同じデバイスだと認識されちまう。さらにやっかいなことに、読み込んだINFファイルのコピーをWindowsディレクトリの下のINFディレクトリん中に作るらしくて、それ以降発見したPCIデバイスのうち、ベンダIDとデバイスIDが同じだと無条件にそれを使ってしまうな…
 これで何が問題かっちゅう〜と… InterfaceではSRAMボードやDPIOボード、SIOボードのPCIデバイス設計記事を掲載したけど、これらみんなベンダIDとデバイスIDが同じで、クラスコードで区別してるんですよ。なもんで、このPCIデバイスをWin95OSR2で認識させると、みんな同じPCIデバイスだと思いこんでしまって、例えば最初にRAMボードを認識してRAMボード用のINFを読み込ませると、デバイス名は“PCI RAM Device”と出るんですが、その次に認識されるDPIOもSIOも、デバイスマネージャ上の表示が“PCI RAM Device”となってしまって、どれがどれかかよぉ〜わからん状態に…(^^;)
 Win95… ん〜INFにクラスコードやリビジョンの指定まで入れるとダメみたい…基本的にはWin95OSR2と同じだけど、INFのコピーを作らないでPCIデバイスを認識するたびFDから読み込もうとするので、そこで明示的にINFファイルを使い分けてインストールすれば、まだなんとか対処は可能か…

●7月27日
 PCIデバッグライブラリ for Win32はなんとか発表できる段階まできたけど、他にも首を長くして待っている件がいろいろ… っと思っているところへ…おお! 某筆者にお願いしておいた某セクタ読み出しプログラムも到着。前回届いたサンプル版、うちのテストルームのマシンではことごとく動かなかった(^^;)ので、今回はどうかな…うん、とりあえず2台のマシンでテストしたけど、ちゃんとセクタ読み出せましたね。よしよし…あとは記事を執筆してもらうだけですね(笑)
 っは! 本誌の仕事もしなきゃ! と、慌てて赤入れ済み原稿を制作課に渡す…ん〜あと2本か(本誌の仕事してないのバレバレ^^;)

●7月28日
 PCIデバッグライブラリ for Win32の動作確認のため、Windows98 Second Edition 日本語版 RC1をテスト環境のマシンにインストールしてテスト…ん〜Windows98とまったく同じですな…PnPデバイスの認識からドライバのロード方法までWin98とまったく同じ。マイコンピュータのプロパティ開かなきゃ、SEだとわからないくらいですな。テストプログラムも問題なく動くようなので、完璧っすね。
 …ん〜 もうページに空きがないかもしれませんが、もう1本記事入れます(本誌の仕事は1行かい^^;)

●7月29日
 Interface99年6月号掲載のSH-3用ISAバスブリッジ…SH-3 CPUのPCMCIAモード時のバグもさることながら、ブリッジ自体の設計にも若干の問題があることが判明(原因究明にご協力いただいた別件の筆者陣に感謝!) っということで、これの補足記事を掲載せんとな… ん〜最近はページが足りなくて記事を載せきれないんですよねぇ…次はCD-ROMが付属するから、CD-ROMオリジナル記事として掲載するかな。
 あ、のこり1本、CQ RISC評価キット/SH-4紹介記事、フォルダに入れておきましたのでお願いしまぁ〜っす!!

 さてと…次はCqREEK/SH-4のためにほったらかし(?)になってた、SH-3&Vr4300用の疑似ROM化ツールそしてシリアルコンソール入出力サンプルプログラムを早々にまとめて、RISCキットサポートページのダウンロードコーナにアップロードしないないとな。
 まずはとりあえずSH-3かな。SH-4用のを手直しすれば簡単でしょう…SH7708のSCIはFIFO内蔵タイプではないので、シリアルコンソール入出力サンプルプログラムは、FIFO無しSCIに合わせてプログラムせにゃならんのですが…ちょいちょいちょいと手直しして… で、問題はこのプログラムのデバッグ。SH-4と違ってSH-3やVr4300は、モニタ型デバッガなので、デバッガがホストパソコンとの通信のためにシリアルポートを使ってるんですよ。なもんで、シリアルポートを使うプログラムをデバッグするのはかなり面倒なんですわ。せめてもの救い(?)は、Goコマンドでユーザープログラム実行中にシリアルポートから何かデータを受信すると、PARTNERはコマンドウィンドウに受信した文字列を表示するんで、デバッガ起動時の通信設定を変えなければ、文字列を送信すれば文字は表示してくれるようです。
 そこでとりあえずデバッグプログラム中のSCI初期化ルーチンをコメントアウトして、デバッガの通信設定(57600bps/データ長8/ストップビット1/ノンパリティ)のままでSCIに文字列送信…PARTNERのコマンドウィンドに正常に文字列が表示されるのを確認。これでSCIの送信可フラグを見て、送信レジスタにデータを書き込む送信ルーチンが正常に動いていることがわかります。
 次に初期化ルーチンを実行してから文字列送信して正常に文字列が表示さるかどうか確認。これでうまく動かないってことは、デバッガの通信モードと同じ設定になってない、どっか初期化が間違ってるってことで、初期化ルーチンが悪いことがわかります。
 最後に疑似ROM化して、電源ONでターミナルに文字列が表示されるかどうか… よし、OKOK。あとは説明ドキュメントを用意しないと(これも結構大変なんっすよね)

●7月30日
 次はVr4300ですな…こっちのシリアルコントローラは、PC/AT互換機でおなじみの16550だから、朝飯前っしょ。…ところが…ん〜うまく動かん… CPUボードとの通信にはハイパーターミナルを使ってるんですが…通信速度が合っていないのか、画面にはめちゃくちゃな文字(ゴミ?)が表示されるだけ… おかしい…初期化ルーチンのパラメータを何度確認しても間違ってないし、それをそのまま実行してPARTNERのコマンドウィンドウに文字列も正しく表示されるし… なのになんで疑似ROM化すると化け化けの文字になっちゃうの?
 手動操作(?)で疑似ROM化ファイルを作って動かすと…おお、今度はうまく行った…かな? あれ? なんで全角文字が抜けてるの? データ長が7ビットになってる?? 試しにログをとってみるか… ありゃ? ログにはシフトJISコードでちゃんと全角文字も入ってるぢゃん… もしかして…と、ハイパーターミナルの“設定”の項目を見ると…VT52って何? もしかして日本語通さないターミナルをエミュレーションしてる?? その下に自動検出というのがあったので、こっちを選択すると… ちゃんと日本語も出ましたとさ(^^;)
 ってことは何? 疑似ROM化ツールの、outファイルからコード部分を切り出すところがダメってことっすか? ん〜 困った…aout形式を“ちゃんと”調べないとな

●7月31日
 今日は(も?)忙しいです。午前10時に豊田で筆者と打ち合わせ。っは!と起きたらもう8時過ぎ…やべ遅刻遅刻。でも乗り換えがうまくいってなんとか約束の時間に間に合いました。
 筆者もものの5分もしないうちにご到着。さっそく某(^^;)試作基板を見せていただく…おおお、予想より小さいい…カードサイズって言ってもいいかな。こりゃもうUSB特集第2弾やるしかないですね!!(何のボードかバレバレ!? ^^;)
 夕方は立川で花火大会…なので、午後3時すぎに昭和記念公園に。なんだもうみんな集まってるぢゃん。みんなの広場の中央付近に陣取って、ビールもあるし、おいなりさんやサンドイッチもあるし、なんか焼き肉してるし(^^;)…まだ4時なのにもうできあがってる(笑) おぉ〜い、花火はまだかぁ〜
 で、肝心の花火? ん〜覚えちゃいません(^^;)


●1999年 6月に戻るのだ

●1999年 8月を読むのだ


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