2001年8月号

急速に実用化が進む無線インターフェース

特集 近距離通信技術Bluetoothのすべて

 Bluetoothは,スペクトル拡散通信技術を採用した近距離無線通信の規格であり,すでに多くの製品に採用されはじめている.Bluetoothは,相互接続性の保証,低価格,低消費電力が十分に考慮されているため,汎用インターフェースとして,今後はPC関連機器のみならず,多くの家電機器などに採用されていくものと予想される.したがって,Bluetoothに関する知識は,これからの製品開発技術者にとって不可欠なものになるはずである.

 Bluetoothの規格そのものは,さまざまな技術が取り入れられて複雑になっているが,Bluetooth搭載機器の開発者が規格のすべてを理解している必要はない.そこで本特集では,製品開発技術者に必要だと思われるBluetoothの基本原理,ならびにBluetoothを搭載した製品開発を行ううえで知っておきたい事項などを整理し,詳細に解説する.

第1章  無線によるマルチメディア情報通信技術のベースとなる
Bluetooth情報通信の基礎 杉浦彰彦 60

第2章  背景/歴史/Core/Profilesの詳細を一挙公開
Bluetooth規格の徹底解明 杉浦彰彦 69

第3章 電波法の規定とロゴ認証の詳細
Bluetoothを実用化するためのノウハウ 杉浦彰彦 88

第4章 Bluetoothの具体的な使い方と応用について
Bluetoothの利用例と製品開発 杉浦彰彦/中矢 猛 101

第5章 実務用から教育用まで対応した
開発期間の短縮を図るBluetooth開発ツール 杉浦彰彦/中矢 猛 112

第6章 Bluetoothモジュールの評価と開発支援のための
Bluetooth開発キット「CASIRA」の詳解 杉浦彰彦/中矢 猛 120

第7章 低価格で低消費電力なシステムを実現する
BluetoothベースバンドLSIの使い方
林 博之/吉野健司/赤荻一成/前田泰久/藤巻 裕/山本英明 139

第1章 無線によるマルチメディア情報通信技術のベースとなる

Bluetooth情報通信の基礎

このページ以降で特集の内容の一部をご紹介します

1. マルチメディア情報通信とBluetooth

2. 受信感度と送信電力

3. 誤り訂正と波形等価


Copyright 2001 杉浦彰彦

 

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