2003年12 月号

戦略的な再利用で魅力的な商品を次々と生み出す!

特集 具体例で学ぶ組み込みソフトの再利用技術

 組み込み機器開発は,日本の「お家芸」である.しかし最近の傾向として,世界的に組み込み機器への関心が高まり,これまで組み込みを経験したことのない技術者が組み込み機器を開発し,ワールドワイドな市場で製品展開を行おうとしている現状がある.組み込みLinuxやWindows CE .NETの展開も,その状況を後押しする要素となっている.一方,日本の組み込み機器開発の現場では,市場からの要求は多様化しているのに,開発サイクルまで短くなるという,つらい状況が続いている.

 そこで本特集では,実際の組み込み機器開発で得た成功体験をもとに,組み込み機器の特徴を分析し,体系的な組み込みソフトの再利用技術で問題解決を行うというアプローチを,できる限り具体的な例を使い,実装例まで含めて,ていねいに解説する

プロローグ 体系的な再利用を実現するプロセス
魅力ある製品を生み出すためのソフトウェア開発とは? 酒井由夫

第1章 組み込みシステムの特徴の理解と,問題解決の道筋探索
組み込みシステムの特徴を考える 酒井由夫/稲葉道夫

Appendix カラーで見るUML図(ユースケース図,クラス図,コラボレーション図) 酒井由夫

第2章 電子ポット商品群にプロダクトラインを適用してみる
体系的な再利用で実現する商品開発 酒井由夫/今関 剛

第3章 電子ポット商品群のドメイン構造図を作成する
コア資産を摘出するためのドメインエンジニアリングの実際 酒井由夫/今関 剛

第4章 再利用性を重視した実装方法
電子ポット商品群のコア資産をC++で実装する 酒井由夫/江藤善一/今関 剛

第5章 テスト工学からアプローチする組み込みシステムの評価
組み込みシステムのテスト手法 松尾谷 徹

エピローグ コミュニティに参加し貢献することで,ともにメリットを得る
組み込みソフトウェアエンジニアとコミュニティ 酒井由夫


プロローグ 魅力ある製品を生み出すためのソフトウェア開発とは?
第1章 組み込みシステムの特徴を考える

このページ以降で特集の内容の一部をご紹介します



インデックス
プロローグ 魅力ある製品を生み出すためのソフトウェア開発とは?
第1章 組み込みシステムの特徴を考える

Copyright 2003 酒井由夫/稲葉道夫


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