Daily? Diary

  2002年 7月 6月 5月

2002.06.26(Wed)    何してたんだっけ

 ふと,自分が何をしているのか分からなくなるときがある.その多くはインターネットを見ているときだ.
 そもそもは,何かを調べようとして見始めることが多い.しかし,これほどわき道にそれやすいツールもないだろう.リンクをたどり,思いついたことや気になったことを追いかけていくと,あらあらわたし何してたんだっけ? ということになる.

 遊びのページに流れないようにするのはそれほど困難ではないが,複数のしごとの作業を同時に進めようとしてしまい,混乱のきわみに陥る.我に返って「あれ? わたしはいったい...」を何度も繰り返すうちに,時計の針は冷酷に進んでいる.

 あぁ時間がない!

2002.06.25(Tue)    粗食で生きる

 どうも,わたしはまた乳腺炎になってしまったらしい.乳腺炎は,乳房が炎症を起こして,中からじくじくと痛むのだ.今回はまだそれほどひどくはないけれど,前回は化膿してしまい,まさに七転八倒の苦しみだった.
 苦しみは痛みだけではない.炎症を抑えるために,食事も制限するのである.肉・乳製品・油ものはだめ,ひどくなるとおかゆのみ.あまり滋養のあるものを食べるな(母乳の出が良くなるから),ということなのである.

 だから,今日のわたしの食事はお茶漬けのみ.お腹すいた….

2002.06.24(Mon)    寝冷えの巻

 ふと真夜中に目覚めると,何もかけずに寝ていた.おまけにパジャマもはだけていた.授乳中の母親であるからして,よくある「うっかり」なのだが,折りしも昨晩は冷え込みday.おまけに子供もお腹を出したまま,さらには何故かパジャマのボタンが上から一つ二つ外れている.こちらは奇奇怪怪....なんで?

 まぁミステリは置いといて,風邪をひかなきゃいいなぁ,熱を出さなきゃいいなぁ,と心配するも,子供は(少なくとも今のところは)元気.代わりにわたしが何だか調子が悪い.
 体がだるい,腕が重い,額は熱い.うぅぅぅ...でも,何とか自然治癒力に頼って,治すのです.明日には体が軽くなっていますように!(祈)

2002.06.21(Fri)    タナボタ

 ひょんなことから,N響のチケットを入手した.それも招待のS席だから,VIP待遇みたいなもの.
 実は,先月からこれで3回目だ.こんなにひんぱんにgetしてしまっていいんだろうか....つくづくラッキーだ.これも,うちの会社がN響の賛助会員であるおかげなのだ.ありがたや,ありがたや.

 そう言えば,前の会社では7月7日の創立記念日に,毎年リルケの「丸ごとアップルパイ」が2個ずつ配給された.
 「そんなことより休みにしてくれればいいのに」と不平を言う同僚もいたが,わたしは素直に嬉しかった.だって,りんごが丸ごと甘く煮られてパイに包まれているのだ.真空包装は無粋だが,中身は夢いっぱいだ(ところで,これを配ろうと決めたのは,香水の好きなあの社長だったのだろうか,やっぱり).

 ボーナスも,ちょっぴりしか出ないのならいっそ品物のほうが「びっくり&にっこり」でありがたみが増したりして....あ,やっぱり現金のほうがいいです.

2002.06.20(Thu)   これもノロケですか.

 1日は24時間.活動時間帯を7時〜23時とすると,16時間.昨日はそのうち14時間を子供と離れて過ごした.こんなことは初めてだ.
 家を出たのが8時半.帰ってきたのが22時半.おばあちゃんが相手をしていてくれたのだが,どうやら大泣きしてひたすら食べて(飲んで)いたらしい.わたしが帰り着いて,しばらくしたらニコニコになった.やっぱり寂しかったんだろうな.小さいなりに,いろんなことが分かるらしい.

 とは言ってもわたしは通勤の毎日だから,普段から10時間(8時半〜18時半)は離れているのにな.残りの4時間は,大きい.
 こんなにも頼られることに口先ばかりの迷惑と多大な自信を感じながら,今日もわたしは働いている.

2002.06.19(Wed)    理解できないことは...

 あるドラマについて.展開は予想通りでひねりがない.人物描写が浅く,共感できないので引き込まれない.どう考えても良いとこなしなのに,それを観ている人の中には.「もしかして,思いもよらない展開に?」といろいろ深読みしては期待をふくらませている人たちがいる.

 深読みすることは悪いことじゃないけれど,「そんなに期待したらがっかりするよ」と内心思うわたし.でも,かつて流行ったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の最終話についても,「自分には理解できない…エヴァって,やっぱりすごい」と感じた人たちがいるらしい.
 理解できないものって,すごいものなのだろうか.理解させられない表現者のほうが反省すべきではないのだろうか? こと,表現をしごとにしている場合には.
 「常人には理解できないよ」という「芸術」だ,と言われればそれまでだが,何だかそれは逃げ口上のように思える.

 説明不足を「すごい」と評価する妄想力って,すごいなぁ.わけのわからない講義をする大学教授は,学生には受けが悪いのにね.

2002.06.14(Fri)    心の中の…

 「日本の不況は"心理不況"だ」とある心理学者が述べていた.確かに,景気/不景気は消費者の気分に大きく左右されていると思う.不景気とは言っても街を行く人はこぎれいな服装をしているし,富裕女性をターゲットにした雑誌も売れ行きを伸ばしているそうだ.

 なぜか今日は世間がうわついている.日本が決勝トーナメントに進めるかどうかの瀬戸際に,しごとなんてしていられる? そんな雰囲気が微妙に日本を覆っている.
 ワールド・カップで決勝トーナメントに進出することと,自分のしごとの忙しさには何の相関関係もないはずだけれど,忙しくても忘年会は欠かさないのと同様に,今日は「応援day」であり,月曜の会議や商談は「勝ちましたね/残念でしたね」の台詞から始まるのだろう.

 ま,忙しい忙しいばかり言っていないで,たまにはそういうハレの日もあったほうが,いいですね.

2002.06.11(Tue)    時間がナイ

 急ぎの仕事を先週中に片付けたし,こわーい編集長(ヒミツ)も海外出張中だし,やった!今週はじっくりと勉強するぞ! と思っていたのに......
 なぜか手離れの悪いシゴトたち.来月分のはずなのに早くもわたしをせっつくシゴトたち.そのほかいろいろ.というわけで,ちっとも「じっくりと勉強する」時間がありません.

 時間がないときは,ないなりにすっ飛ばしていることを,時間があるとすっ飛ばせなくなるだけで,結局余りはないんですね.それとも単に,わたしの時間の使いかたが下手なの? きっとそうなのでしょう.

 ま,本当に時間がないときは,顔はひきつるしすぐ転ぶし,日記も更新できませんから.ははは.

2002.06.10(Mon)    ワールド・カップたけなわ

 昨夜のワールド・カップ 日本−ロシア戦(とりあえず初勝利おめでとう!)は,視聴率が66.1%とサッカー中継では過去最高だそうだ.瞬間最高視聴率(関東地区)は81.9%.驚異的な数字ですね.

 だって,このわたしでさえ観てたもん....日曜の夜だし,まさにゴールデン・タイム.ビールにスイカにポテトチップスに......いやいや,実に久しぶりにスポーツ観戦しました.4年ぶりくらいかな?
 見ると面白いですね.昨日は試合運びもよかったし.勝ったので後味もいいし.
 これにつられてチュニジア戦も観ることになりそうです.ハヤリモノ嫌いのわたしもついに......取り込まれました.

※やっぱりチュニジア戦は観られませんね.金曜日の15:30にキック・オフでした.いくら何でも.

2002.06.07(Fri)    大島 弓子評

 大島 弓子のマンガを友人から借りています.すごくオススメだと言うので仕方なく?借りたのですが,これがけっこうハマります.

 一度目に読んだときは「テンポがコミカル少女マンガっぽいなぁ」と,さらっと読み流しただけだったのですが,さて友人に感想を書こうと思い,読み直してみると,流し読みでは気付かなかったあれこれが逆に胸にしみてきます.何で読み流すことができたのか? わからないくらいです.あな不思議.

 じゃ,どの話が良かったか? と考えてみると,やっぱりどの話も少女マンガ的ご都合主義だったような気もしますが....そうですね,イチオシは,呆けてしまった老人の話を,彼が感じているとおりに青年の姿で描いたところでしょうか.こういうニュアンスってなかなか難しいんですよね,自分で考えようとすると.