Last Update 2019/06/11

音のプログラミングとMATLAB(Octave・Scilab)における実際
ディジタル・サウンド処理入門

青木 直史 著
B5変型判 180ページ
CD-ROM付き
定価2,420円(税込)
JAN9784789830904
2006年4月1日発行
[絶版2015.9.1] ディジタル・サウンド処理入門
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 パソコンにマルチメディア機能が装備されて,サウンド処理が身近なものになりました.しかし,サウンド処理の内容について勉強しようとすると専門書は高度な数学的説明に終始したものがおおく,サウンドデータを具体的に取り扱うための実際のプログラミングまで解説したものは見当たりませんでした.
 そこで本書は,数学的説明にとどまらず,プログラミングを通して,サウンド処理の実際について体験的に理解することを目標にしました.MATLABを利用してプログラミングを解説していますが,Appendixで,フリーソフトのOctaveとScilabの場合についても紹介しています.

目次

まえがき

第1章 サウンド処理の基礎
 1.1 音の知覚
 1.2 音の観察
 1.3 音の記録
 1.4 WAVEファイル
 1.5 ディジタル信号処理
 1.6 MATLAB
 1.7 まとめ

第2章 サウンドデータの周波数分析
 2.1 離散フーリエ変換
 2.2 振幅スペクトルと位相スペクトル
 2.3 離散フーリエ変換の計算
 2.4 サウンドデータの周波数特性
 2.5 高速フーリエ変換
 2.6 窓関数
 2.7 サウンドデータの周波数分析
 2.8 スペクトログラム
 2.9 まとめ

第3章 サウンドデータのディジタル信号処理
 3.1 FIRフィルタ
 3.2 IIRフィルタ
 3.3 ダウンサンプリング
 3.4 アップサンプリング
 3.5 相関関数
 3.6 ケプストラム法
 3.7 まとめ

第4章 線形予測法による音声信号処理
 4.1 音声の生成モデル
 4.2 前向き線形予測
 4.3 後向き線形予測
 4.4 レビンソン・ダービンのアルゴリズム
 4.5 逆フィルタ
 4.6 線形予測法による音声分析
 4.7 線形予測法による音声合成
 4.8 LPC係数とPARCOR係数
 4.9 LPC係数とLSP係数
 4.10 まとめ

第5章 サウンドデータの圧縮処理
 5.1 サウンドデータの圧縮
 5.2 PCM
 5.3 Log-PCM
 5.4 DPCM
 5.5 ADPCM
 5.6 MDCT
 5.7 LPCボコーダ
 5.8 ハイブリッド方式
 5.9 まとめ

Appendix
 A.1 Octave
 A.2 Scilab

付属CD-ROMの内容と使用上の注意点

索引



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