Last Update 2018/03/26

トランジスタ技術SPECIAL
ビデオ信号処理の徹底研究(SP No.52)
映像信号の基礎から高画質化のための
ディジタル信号処理の方法まで

トランジスタ技術SPECIAL編集部 編
B5判 160ページ
定価1,923円(税込)
JAN9784789832441
1995年10月1日発行
[絶版2015.4.1] トランジスタ技術SPECIAL ビデオ信号処理の徹底研究(SP No.52)
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 モニタ画面の大型化や高画質かにより,ビデオ信号をディジタル処理する技術が一般化してきました.その映像を映し出すハードウェアについて,テレビ信号の基礎から,新しいEDTV-II(クリアビジョン)の仕組み,さらにパソコンのモニタにも使われている高画質カラー・ディスプレイをやさしく解説します.

目次

 なぜテレビに映像が映るのか
第1章 テレビジョン信号の構成と成り立ち
テレビ画面を構成する絵素/同期信号の役割とテレビジョン信号の規格/映像信号の成り立ちと垂直解像度の算出法/カラー・テレビジョン信号の成り立ち/NTSC信号の成り立ちとY/C分離の方法

 PAL方式とSECAM方式の信号を理解する
第2章 NTSC信号以外の映像信号を理解する
PAL方式の信号の成り立ち/PAL方式の色信号の扱い方と周波数スペクトル/SECAM方式の特徴とNTSC方式との違い

 EDTVの歴史とノン・インターレス走査の利点
第3章 高画質のためのテレビ信号と走査方法
本放送も始まったEDTV方式の高画質放送/EDTVの歴史と送信側の画質改善/受信側の画質改善技術/ワイド・アスペクト比を目指したEDTV-II/MAC方式の画質改善技術/インターレス走査とノン・インターレス走査

 チューナ,IF信号処理,輝度・色信号処理,音声信号処理
第4章 テレビ内部の信号処理回路の動作
チューナ,IF信号処理の方法/輝度・色信号処理の方法/音声信号処理の方法

 ビデオ信号のA-D/D-A変換技術とビデオ・メモリの構成法
第5章 映像信号をディジタル信号にする技術
ディジタル信号処理に必要なA-D/D-A変換技術/ディジタル・フィルタの特性と構成のしかた/クロックの生成とビデオ・メモリの構成のしかた
 Appendix A サンプリング定理
 Appendix B z変換とフーリエ変換
 Appendix C 走査線補間の伝達関数

 ピクチャ・イン・ピクチャや画質改善のために必要な技術
第6章 画像信号のディジタル処理技術
ピクチャ・イン・ピクチャ・システムを構成するための技術/ノイズ・リダクションの考え方とその方法/ライン倍速変換(ノン・インターレス変換)の方法/ワイド・アスペクトTVの売れ行きが絶好調/高画質映像を送るための周波数圧縮技術

 映像信号を水平,垂直,時間の3次元で考える
第7章 高画質化のための信号処理技術
水平,垂直空間周波数で映像信号の特性を考える/NTSC信号の2次元空間周波数スペクトル/Y信号とC信号を分離して出力するには/周波数分離型フィルタの動作と構成/ラインくし形フィルタの動作と構成/3次元信号処理であるフレームくし形フィルタの動作と構成/インターレス走査の弱点/ライン補間とフィールド補間の利点と欠点/動き検出で最適化処理をする

 A-Dコンバータ,同期分離,クロック発生,フィールド・メモリ,ディジタル信号処理LSIによる
第8章 映像信号の3次元Y/C分離回路の設計
1フレーム差分検出をすることにより,映像の動き検出をする/3次元Y/C分離システムを構成する基本素子/映像信号入力処理,A-D変換部の構成/同期信号処理,クロック発生部の構成/ディジタル・ビデオ信号処理部の構成/映像出力部の構成/μPD6487のシリアル・バス・データの設定

 ディスプレイの構造からパソコン制御のためのDDC規格の概要
第9章 映像を映し出すディスプレイの技術
ディスプレイの構造とそれぞれの部品の役割/映像信号処理部の動作/同期/偏向処理部の動作/高圧発生と水平偏向部の動作/システム制御部の動作

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