FINE SOFT
MS-DOS用Shellの実現
Unix流シェルのプログラムと使い方
Allen Holub 著
横山 和由 訳
A5判 336ページ
定価2,883円(税込)
JAN9784789833073
1989年7月20日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
COMMAND.COMよりはるかに強力なMS-DOS用シェルについて述べた本です.UnixのC-ShellとBourne-Shellのほとんどの機能に加えて,新機能もプラスしてあります.
目次
はじめに
第1部 Shell:ユーザーズ・ガイド
1 シェルの基礎
1.1 常駐と非常駐
1.2 シェルのメモリ・マップ
1.3 エラー処理
2 シェルを使う
2.1 シェルの起動と終了
2.2 ファイル
2.3 コマンド入力
2.3.1 パス名:/
2.3.2 ワイルド・カード:*と?
2.3.3 クォートとエスケープ文字(\)
2.3.4 1行の中の複数のコマンド
2.3.5 コマンド
2.3.6 会話型エディット
2.4 リダイレクトとパイプ
2.5 ヒストリ機構
2.6 エイリアス
2.6.1 COMMAND.COMを使うエイリアス
3 シェル変数と環境変数
3.1 シェル変数
3.2 シェルで使う環境文字列
3.3 デフォルトのシェル変数
4 シェルの使い方パート2
4.1 他のプログラムからシェルを使う
4.2 autoexec.bat,login.bat,logout.bat
4.3 処理の順序
5 ブルトイン・コマンド
6 シェル・スクリプト
6.1 式
6.2 フロー制御コマンド
6.2.1 繰り返し文の規則
6.3 シェル・スクリプトの例
6.3.1 クォートの中の変数の展開
6.3.2 ユーザとのやりとり
6.3.3 プログラムとバッチ・ファイルのやりとり
6.3.4 シェル変数の間接アクセス
6.3.5 コマンド行の修正
6.3.6 長いコマンド行を渡す
6.3.7 コマンド行スイッチの取出し方
第2部 シェル・プログラム
7 シェル・プログラムの概要
8 shell.lib:サブルーチン・ライブラリ
8.1 文字列の取扱い
8.1.1 cpy( ):文字列のコピー
8.1.2 cptolower:文字列を小文字にする
8.1.3 挿入と消去
8.1.4 next( ):つぎのトークンを切り出す
8.1.5 strsave( ):文字列の待避
8.1.6 unargv( ):argvを文字列にかえる
8.1.7 reargv( ):文字列からargvを作る
8.1.8 switchar( )
8.2 ソート:ssort( )
8.3 ディレクトリ
8.3.1 DTAアクセス関数
8.3.2 isdir( )
8.3.3 ディスク情報を得る:diskinfo.c
8.3.4 mydir.h:DIRECTRY構造
8.3.5 mydos.h
8.3.6 dir.c:ディレクトリ・アクセス関数
8.4 会話型コマンド行エディット
8.4.1 vidbios.c:カーソル移動とダイレクトBIOSアクセス
8.4.2 会話型入力:efgets.c
8.5 割り込みの変更:MS-DOSエラーバンドラの書き換え
8.5.1 vect.asm:割込みベクタの読取りと修正
8.5.2 install( ):割込みベクタの設定
8.5.3 ints.asm:Ctrl-Breakとクリティカル・エラーのハンドラ
9 グローバル変数,#define,makefile
9.1 シェルのグローバル変数
9.2 sh.h:グローバル・ヘッダ・ファイル
9.3 date.hとdate.bat
9.4 sh.exeのmakefile
10 var.c:シェル変数とエイリアス
10.1 定義とデータ構造
10.2 時刻と日付の関数
10.3 scan( )
10.4 変数を探す
10.5 変数の生成と消去
11 hist.c:ヒストリのサポート
11.1 定義とデータ構造
11.2 コマンド行をヒストリ・リストにいれる
11.3 ヒストリ番号とHist_listの関係
12 expr.c:式の解析
12.1 解析理論:形式文法
12.2 expr.c:シェルの式解析部
13 redir.c:I/Oリダイレクト,パイプ,/dev
13.1 cのリダイレクト
13.2 シェルにおけるリダイレクトのやり方
14 exdir.c:ワイルド・カードの展開
15 internal.c:内部コマンド
15.1 環境のサポート:setenv
15.2 マクロ・サポート:set,unset,alias,unalias,at
15.3 pwdとcd
15.4 その他:shift,ver,echo,read
16 script.c:行入力とフロー制御処理
16.1 I/O関数
16.2 フロー制御
17 sh.c:main( )と引数の処理
18 ローダとPSP
18.1 run
18.2 環境変数とPSP