Last Update 2022/05/11

組み込み機器に最適なCPUのアーキテクチャから応用まで
SH-1&SH-2マイコン入門

Interface編集部 編
B5判 240ページ
CD-ROM付き
定価2,420円(税込)
JAN9784789833332
2004年9月1日発行
[絶版2014.5.20] SH-1&SH-2マイコン入門
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 SuperHシリーズには,制御系のコントローラに使われるSuperHマイコン(SH-1&SH-2)と,PDAや携帯電話など情報家電機器に使われるSuperHプロセッサ(SH-3&SH-4)がある.
 現在SuperHマイコンで主力のSH-2シリーズは,家電機器やモータ制御などでよく使われている.フラッシュ・メモリを数百Kバイト,RAMを数十Kバイト内蔵し,動作クロック周波数は20MHz〜50MHzの範囲をカバーする32ビットRISCマイコンである.
 本書ではSuperHシリーズの基本であるSH-1から主力のSH-2 CPUコアの詳細,そして内蔵周辺機器の使い方を詳しく解説する.さらにSuperHマイコンの応用事例としていくつかの製作記事を紹介する.

目次

第1部 SuperHファミリの概要編

   家電の制御から情報端末までをカバーする
 第1章 SuperHファミリとは
   コード効率を重視したコスト・バランスのよいRISC方式
 第2章 SuperHコントローラの特徴
 Appendix 1 最新CPUコアSH-2Aの概要

第2部 CPUコア解説編

   すべてのSuperHの基本アーキテクチャとなる
 第3章 SH-1 CPUコアの詳細
   SuperHコントローラの主力コア
 第4章 SH-2 CPUコアの詳細
 Appendix 2 SH-DSPの命令記述

第3部 CPU内蔵周辺機器解説編

   電源供給やPLLの設計,外部接続メモリへのアクセス
 第5章 電源&外部バスの設定
 Appendix 3 ルネサスC/C++コンパイラの特徴
   リセット/例外ベクタや内蔵周辺機能/外部デバイスからの割り込み処理
 第6章 例外処理の詳細
   周辺機能とメモリ間のデータ転送を効率よく行うために
 第7章 DMACとDTCの使い方
   高機能タイマ/カウンタでPWM制御もできる
 第8章 MTU/CMTとWDTの使い方
   外部のアナログ情報を取得するための
 第9章 A-Dコンバータの使い方
   さまざまなシリアル通信を制御する
 第10章 SCIとI2CとHCANの使い方

第4部 SuperHコントローラの活用編

   DTCを活用したA-D変換データ転送とプログラムの最適化
 第11章 SH7145を使ったFFTアナライザの製作
   ATUによるクロック生成やポート機能を使った制御事例
 第12章 SH7050を使用した分光分析器の製作
   SH2-DSPの特徴と最適化,性能比較まで
 第13章 SH2-DSPの概要とプログラミング
   ネットワーク対応機器に必須のインターフェース
 第14章 SH7615/7616内蔵Ethernetコントローラの活用



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