Last Update 2004/01/06
TRY!PC No.2

基礎から学ぶVisual C++プログラミング
かならず理解できるWindowsアプリケーションの作り方

山岡 祥 著
B5判 240ページ
CD-ROM付き
定価1,885円(税込)
JAN9784789833912
2001年1月1日発行
[絶版2003.4.14] TRY!PC No.2 基礎から学ぶVisual C++プログラミング
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 Visual C++がもっとも特徴を発揮するのは,MFCライブラリを利用したC++プログラミングにおいてです.しかし,中枢部分を知ろうとする者にとっては,MFCライブラリは大きな壁となっています.
 Windowsアプリケーションの性質,C++プログラミング,そしてMFCライブラリの利用とフレームワークというVisual C++を構成するこの3本の柱を全部理解することは容易ではありませんが,本書ではそのすべてに対して初めて入門するというスタンスで,Visual C++に挑戦していきます.

目次

第1章 Visual C++のプログラミングとは
1.1 WindowsプログラムとC++言語とMFCフレームワーク
1.2 Visual C++の構成部品
1.3 何もしないプログラム(SDIアプリケーション)

第2章 生成されたプロジェクトファイルとC++プログラミングの基礎
2.1 C++プログラムはクラスという単位で構成される
2.2 C++のクラスのヘッダ部(*.h)とインプリメント部(*.cpp)
2.3 クラスのオブジェクト構築とメンバ関数の実行
2.4 基底クラスと派生クラス
2.5 AppWizardによってプロジェクトに生成された4つのクラス
2.6 CTestViewクラスに用意されているメンバ関数とメンバ変数
2.7 プログラムのエントリポイントはどこにあるのか――フレームワークの流れ

第3章 GDIを利用したグラフィックス
3.1 デバイスコンテキストとOnDraw関数
3.2 CPenクラスでペンの色やスタイルを指定
3.3 CBrushクラスで領域の塗りつぶしの色やスタイルを指定

第4章 マウスインターフェースによるデータ入力
4.1 マウスメッセージを処理するメッセージハンドラ
4.2 3つのマウス動作を管理するハンドラを実装し,最初のお絵描きツールを作成する
4.3 マウスドラッグで線を描くようにプログラムを修正する
4.4 CPenオブジェクトを利用して線の色と幅を変更してみる

第5章 メニューインターフェースによるデータ入力
5.1 ワークスペースのResourceViewからメニューを作成
5.2 ClassWizardでCOMMANDメッセージに応答するメッセージハンドラ作成
5.3 ClassWizardでUPDATE_COMMAND_UIメッセージに応答するメッセージハンドラを作成

第6章 ダイアログボックス・インターフェース
6.1 ペン幅とペンスタイルを保持する新しいビュークラスのメンバ変数
6.2 ダイアログエディタでダイアログボックスを作成
6.3 ClassWizardでダイアログボックスのクラスを生成
6.4 ダイアログボックスのコントロールに機能を持たせる
6.5 ダイアログボックスを表示するメニューコマンドとそれを処理するメッセージハンドラを作成
6.6 ダイアログボックス上のコントロールの無効化

第7章 ツールバーとステータスバー
7.1 ツールバーに新しいツールボタンを装着する
7.2 ツールバーを装備してツールボタンを機能させるプログラム上のコード
7.3 ステータスバーをカスタマイズする

第8章 時計アプリケーション設計のための準備
8.1 Windowsのシステムタイマを取得する
8.2 文字盤の絵となるビットマップをウィンドウ内に表示する
8.3 アニメーションの原理を利用しマウスドラッグで図形を移動
8.4 「フォント」ダイアログボックスを表示して,テキストのスタイル,フォントを指定
8.5 現在時刻の数値データを,文字盤上を回転する針の角度データに置き換える

第9章 時計アプリケーションをつくる
9.1 文字盤のビットマップをウィンドウに表示する
9.2 アナログ時計の作成
9.3 デジタル時計の作成

第10章 ドローツール設計のための準備
10.1 複数の図形を配列に保存する
10.2 配列データをファイルに保存する
10.3 データをビュークラスから切り離してドキュメントクラスで管理する――ドキュメント-ビュー・アーキテクチュアの実現
10.4 図形を選択・更新するCRectTrackerクラス
10.5 MDIアプリケーションの子ウィンドウにスクロールバーを装着する

第11章 ドローツールをつくる
11.1 マウスドラッグで図形(線,四角形,楕円)を描画する
11.2 ドキュメントクラスのコレクション(配列)で複数の図形データを記憶する
11.3 ドキュメントクラスのコレクション(配列)で記憶している図形データをファイルに保存/呼び出しできるようにする
11.4 図形をマウスによって選択・更新できるようにする
11.5 ドローツールの子ウィンドウにスクロールバーを装着する

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