Last Update 2014/10/07

ATA(IDE)/ATAPIの徹底研究
組み込み機器でも重要になった外部記憶装置とのインターフェース規格

Interface編集部 編
B5判 240ページ
CD-ROM付き
定価2,305円(税込)
JAN9784789833219
2001年10月1日発行
[絶版→新版移行2010.1.15] ATA(IDE)/ATAPIの徹底研究
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 IDE HDDはここ数年で急激に大容量化/低価格化が進み,家庭用のビデオサーバーやHDDビデオ録画機,セットトップボックスなどにHDDが内蔵されはじめている.PC/AT互換機をプラットホームとするならば,チップセットに自動的にIDEインターフェースが搭載されているが,これら情報家電機器では非インテル系CPUが使われることが多い.
 本書ではATA/ATAPIインターフェースの物理的規格やコマンドについて,またPC/AT互換機のPCIバス上やSH-3/SH-4用のATAホストインターフェースを設計し,それに対応した制御ソフトウェアを開発するまでを徹底的に解説する.

目次

プロローグ ATA(IDE)/ATAPIの歴史と概要

 コネクタピン配置,電気的気特性,ATAレジスタの概要
第1章 ATA/ATAPIのハードウェア構成の詳細
 1 デバイスの接続
 2 ATAの信号と電気的特性
 3 ATAレジスタ
 コラム1 仕様書の入手方法
 コラム2 44ピン仕様ATAのピン配置
 コラム3 ATAの仕様の範囲
 コラム4 CHS方式とLBA方式
 コラム5 デバイス選択とDEVビット
 コラム6 デバイスのアドレッシングについて

Appendix1 PCカードATAとTrueIDE

 PIO転送からUltra DMA転送まで
第2章 ATA/ATAPIの各種データ転送の概要
 1 データ転送を行うのは誰か
 2 データ転送の概要
 コラム1 PC/AT互換機の528M/8.4G/137Gバイトの壁
 コラム2 137Gバイトの壁を越えた!!

 ディスクに対するアドレッシング方法と区画情報の認識
Appendix2 ディスクの構造とパーティション情報の基礎知識
 1 ディスク装置の基礎知識
 2 PCのパーティションテーブル

 パワーマネージメントと各種ATAコマンドの使い方
第3章 ATAコマンドプロトコルとATAコマンドの詳細
 1 パワーマネージメントと各モード
 2 ATAコマンドプロトコル
 3 ATAコマンドの詳細
 コラム1 セクタアドレッシング

 IDEにCD-ROMドライブを接続するための規格
第4章 ATAPIデバイスの制御方法とパケットコマンドの詳細
 1 ATAPIの概要
 2 ATAPIパケットコマンド基本動作
 3 ATAPIパケットコマンド
 コラム Overlappedパケットコマンド/バスリリース/SERVICEコマンド

 HDDやCD-ROMドライブを直接制御するために
第5章 ATA/ATAPIデバイス制御BIOSの基礎
 1 ATA/ATAPIデバイス制御BIOSの基本構造
 2 ATA/ATAPIデバイス制御BIOSの初期化処理
 3 ATAデバイスの制御の実際
 4 ATAPIデバイスの制御
 コラム1 PIO転送/DMA転送と各モード

 リムーバブルHDDやATAPI接続MOドライブを制御する
第6章 ATA/ATAPIデバイス制御プログラムの応用
 1 ATA/ATAPIアナライザによる動作解析
 2 ATA/ATAPIデバイス制御プログラムの作成
 コラム1 ATAの割り込み
 コラム2 Enable Media Status NotificationサブコマンドとGET MEDIA STATUSコマンド
 コラム3 CD-R/RWドライブの書き込みは?
 コラム4 LSI C-86試食版をインストールする

Appendix3 ATA/ATAPIアナライザの活用

 100Mバイト/秒を実現する超高速転送モードを制御
第7章 Ultra DMA転送制御プログラムの基礎
 1 PC/AT互換機におけるIDEデータ転送
 2 Ultra DMA転送の概要
 3 デバイス側の設定
 4 ホスト側の設定
 5 転送操作の概要
 6 Ultra DMA転送制御のサンプルプログラム
 コラム1 高機能型DMAコントローラ

 PIO転送対応のATAインターフェースをPCIバス上に実装
第8章 ATAインターフェース搭載PCIボードの設計/製作
 1 ATAホストコントローラとは
 2 32ビットPCIバスとATAホストの仕様考察
 3 ATAインターフェースの仕様の決定
 4 ATAインターフェースの設計
 5 ATA制御プログラムの移植
 コラム1 x86系CPUとバスアーキテクチャ
 コラム2 ダイナミックバスサイジング
 コラム3 PCIバス規格とI/O空間
 コラム4 PCIバスのアドレス
 コラム5 ライトバッファがある場合のライト動作
 コラム6 PCI評価ボードについて

 CQ RISC評価キット/SH-3&SH-4にHDDやCD-ROMドライブを接続する
第9章 SH-3&SH-4用ATAインターフェースの設計/製作
 1 SH-3とSH-4の共通点と相違点
 2 SH-3&SH-4用ATAインターフェースの仕様
 3 SH-3&SH-4用ATAインターフェースのハードウェア
 4 ATAインターフェースのソフトウェア
 コラム1 組み込み機器でのATAレジスタ割り当て
 コラム2 ATAはリトルエンディアン?/ビッグエンディアン?
 コラム3 SH-3のPCMCIA機能のバグ!?
 コラム4 ブリッジイネーブルビットの役目

Appendix4 CQ RISC評価キット/SH-3&SH-4用ISAベースボードの概要
 1 SH-3 & SH-4用ISAベースボードの概要
 2 ISAベースボードのハードウェア構成
 3 ブリッジコントローラの仕様
 4 ISAベースボードの制御ソフトウェア
 5 読者への基板頒布について

Appendix5 ATAコマンド詳細一覧

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