Last Update 2019/03/07

わかる電子部品の基礎と活用法
抵抗,コンデンサ,インダクタ,機構部品の特徴と仕様

薊 利明/竹田 俊夫 著
B5判 184ページ
定価1,815円(税込)
JAN9784789834162
1996年3月1日発行
[絶版2016.3.1] わかる電子部品の基礎と活用法
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 この本では抵抗,コンデンサ,インダクタ,機構部品の種類とその構造,仕様,特徴をイラストを豊富に使ってわかりやすく解説しています.それに加え,部品の故障率や故障モードなど高信頼設計のための基礎データなどもまとめてみました.ハードウェア・エンジニアには必読の書と信じます.

目次

 抵抗,コンデンサ,コイルの原理と動作
第1章 LCRの基礎知識
 LCRの原理
    抵抗/コンデンサ/コイル
 回路の中での動作
    電池(直流)につないだとき/RCLの合成/交流を流したときの動作/インピーダンス
 部品の選定
    公称値・許容差/電圧・電流・電力/使用温度範囲・温度係数/使用周波数

 材質による分類と,その仕様と特徴
第2章 抵抗器
    抵抗器の一般知識
 炭素系抵抗器
    炭素皮膜抵抗器/固定抵抗器
 金属系抵抗器
    巻き線抵抗器/酸化金属皮膜抵抗器/金属皮膜抵抗器/金属箔抵抗器
 サーメット系抵抗器
    抵抗アレイ/チップ抵抗器/高抵抗値抵抗器
 可変抵抗器
    炭素系可変抵抗器/金属系可変抵抗器/使用上の注意
 特殊抵抗器
    熱敏感抵抗器/感温抵抗器/電圧敏感性抵抗器/磁気抵抗素子/その他の特殊抵抗

 各種の特徴とその使い方
第3章 コンデンサ
    コンデンサの一般的知識
 アルミ電解コンデンサ
    アルミ非固体電解コンデンサ/アルミ固体電解コンデンサ
 タンタル電解コンデンサ
    タンタル焼結体固体電解コンデンサ/非固体タンタル電解コンデンサ
 電気二重層コンデンサ
 セラミック・コンデンサ
 マイカ・コンデンサ
 紙コンデンサ
 プラスチック・フィルム・コンデンサ
    ポリエステル/ポリプロピレン/ポリカーボネート/ポリスチレン/
    ポリフェニレンサルファイド/実装上の注意

 コイル,トランスの種類とその試作設計法
第4章 インダクタ
 コイル
    コイルの原理/コイルの巻き方とコア/コアの応用
 トランス
    トランスの動作
 各種トランス
    単巻きトランス/ノイズ・フィルタ・トランス/計器用変成器(CT,RT)/
    CVT/パルス・トランス/整合トランス
 トランス/コイルの試作
    コアの選定/AI値について/ボビン・巻き枠/電線/表皮効果/口出し線/
    製作可能性の検討/電線長と巻き線抵抗/コイルの巻き方

 リレー,コネクタ,スイッチ,ヒューズの特徴と使い方
第5章 機構部品
 リレー
    リレーの構造/リレーの性能/リレーの種類/使用上の注意
 コネクタ
    コネクタの構造/コネクタの特性/コネクタの種類/コネクタ使用上の注意
 スイッチ
    種類と構造/特性/使用上の注意
 ヒューズ
    構造/性能/その他の注意

 電子部品の故障モードと,回路設計,部品選択法
第6章 高信頼設計の手引き
 信頼性の概念・用語・定義
    信頼性関係の用語の定義/信頼性の信念/信頼性の用語/電子部品の信頼性/
    信頼性の公式/部品や装置の寿命/劣化故障と突発故障/基本的な故障率のパターン
 電子回路の信頼度予測
    信頼度予測法/信頼度に及ぼす冗長設計と保全の効果
 故障解析手法
    FMEA(故障モード効果解析)/FAT(故障樹木解析)
 信頼性設計
    固定抵抗器/可変抵抗器/コンデンサ/電気接点/電子部品の長期保管の問題点
 安全設計
    PS(製品安全設計)/PS対策