MS-DOS完全活用法
DOS起動原理からユーティリティ作成まで
中島 信行 著
B5判 224ページ
5"2HD FD付き
定価2,670円(税込)
JAN9784789834858
1991年3月15日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
まず,MS-DOSやプログラムがどのようなメカニズムで起動するかを探り,つぎに各システム・ファイルの機能を解析し,アセンブラやC言語を使って,機能活用のユーティリティを多数作成します.さらに,パソコンが用意するROM BIOSについて,その利用法を研究します.
目次
第一部 MS-DOS動作メカニズム研究
第1章 リセットからMS-DOSが起動するまで
1 8086のリセットと初期化手順
2 割り込みベクタ領域とROM BIOS
3 CPUリセット後の手順
4 MS-DOSの三つのファイル
5 ブート・セクタ読み込み後の手順
6 COMMAND.COMの実行
7 内部コマンド
第2章 プログラムの起動原理
1 COMプログラムの起動原理
2 バッチ・ファイルの起動
3 EXEプログラムの起動原理
第3章 簡単なプログラムの作成
1 簡単なCOMプログラムの作成
2 簡単なEXEBプログラムの作成
3 簡単なCプログラムの作成
第二部 MS-DOSシステム・ファイルの機能と活用
第4章 IO.SYSの役割とデバイス・ドライバの構造
1 デバイス・ドライバとは
2 キャラクタ・デバイス・ドライバ
第5章 MSDOS.SYSの役割とCTRLキー制御機能
1 MS-DOSのCTRLキー制御
2 CTRL+C
3 STOP(CTRL+BREAK)キー制御
4 CTRL+S
5 CTRL+P,CTRL+N
6 もっとも簡単な致命的エラー処理
第6章 COMMAND.COMの役割と標準入出力
1 リダイレクトとパイプ
2 標準出力の正体
3 リダイレクトの原理
4 リダイレクトと標準出力
5 バッチ・ファイルの起動
6 COM,EXE,BATは誰が検索しているか
第三部 アセンブリ・プログラミング手法
第7章 アセンブリ・プログラミングの実例
-C言語とインターフェース関数の作成-
1 アセンブリ言語の効能と注意点
2 C言語とのインターフェース関数
3 子プロセス起動関数systemの作成
4 ファイル検索関数dfind,dnext
5 タイマ割り込み関数
6 LIBコマンドによる自作ライブラリの作成
7 MAKEユーティリティの活用
8 実行時間測定ユーティリティ
9 PC-9801シリーズのタイマBIOSの拡張
10 PC-9801シリーズ用タイマ割り込み拡張ユーティリティ
11 PC-9801ディジタル・クロック・ユーティリティ
第8章 C言語とアセンブリ言語とのベンチマーク・テスト
1 アセンブリ言語で書くとき
2 テキスト VRAMファイル化ユーティリティ
3 テキスト VRAMについて
4 C言語によるユーティリティの作成
5 アセンブリ言語によるユーティリティの作成
6 コンパイルとアセンブル
7 ベンチマーク・テスト
第四部 パソコンROM BIOSの活用研究
第9章 PC-9801シリーズのRS-232-C ROM BIOSの活用
1 PC-9801シリーズのRS-232-Cと8251Aについて
2 RS-232-Cドライバ(AUXDRV.SYS)の使用法
3 RS-232-Cドライバの作成とROM BIOSの活用
4 常駐しないデバイス・ドライバ
第10章 IBM PCのRS-232-C ROM BIOSの差し替え
1 IBM PCのROM BIOS
2 8250のレジスタ
3 IBM PC/ATの差し替えRS-232-Cドライバ
第11章 RS-232-C ROM BIOSの活用
1 RSDRV.SYSが差し替えるRS-232-C BIOS
2 RS-232-C 初期化ユーティリティ
第12章 デバッグ手法
1 バグの種類
2 机上デバッグ
3 print文によるデバッグ
4 リモート・デバッグ
5 DOS上のデバッガ
6 通常終了するプログラムのデバッグ
7 TSRプログラムのデバッグ
8 デバイス・ドライバのデバッグ
9 再びリモート・デバッグについて一言
APPENDIX 1 システム・コール一覧
APPENDIX 2 INT 21H DOSファンクション一覧
APPENDIX 3 付録フロッピ・ディスクについて