入門TRY COMPUTING シリーズ
BIOSからファイル転送,通信プロトコルの作成まで
パソコン通信プログラムのすべて
由本 正英 著
B5変型判 216ページ
定価3,098円(税込)
JAN9784789835343
1994年11月1日発行
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最近では,パソコン通信が身近になってきましたが,プログラミング技術としてみると,パソコンに関する知識だけでなく,公衆回線やプロトコルなどに関する膨大な知識が必要で,とても手に負えそうもありません.本書は,この大変そうな知識を整理して,パソコン通信プログラムの作り方を詳しく解説してあります.
目次
第1章 通信プログラムにはどのようなものがあるか
1-1 市販の通信プログラムを分類すると
第2章 通信プログラムを作るために必要な基礎知識
2-1 RS-232Cの規格
2-2 RS-232Cの信号線と接続法
2-3 パリティ・チェックの役割
2-4 最も簡単な送受信の取り決め - フロー制御
2-5 公衆回線とモデムの関係
2-6 同期と非同期
2-7 ITU-TのVシリーズ勧告
2-8 モデムの種類
2-9 MNPモデム
2-10 V.42とV.42bis
2-11 プロトコルとは
第3章 PC9801用 RS-232C BIOSの作り方
3-1 標準RS-232C BIOSの問題点
3-2 RS-232C BIOSの作成に必要なLSIの制御
第4章 作成したRS-232C BIOSの機能と使い方
4-1 ポートのオープン
4-2 ポートのクローズ
4-3 ステータスの取得
4-4 コマンドの書き込み
4-5 受信ステータスの取得
4-6 1バイトの送信
4-7 1バイトの受信(受信バッファからの取り出し)
4-8 RS-232C BIOSの使い方
第5章 実用になるモデム制御プログラムの作り方
5-1 2台のパソコンを直結する
5-2 モデムを使用した通信
5-3 MNPモデムの制御
5-4 モデムの初期化
5-5 電話回線との接続
5-6 通信中のデータの流れとモデムの制御
5-7 BBSへのアクセス
第6章 作成した実用通信プログラムの詳細と仕様
6-1 通信プログラムの概略
6-2 通信プログラムの詳細仕様
6-3 コンパイルとリンク
第7章 パソコン通信用ファイル転送プロトコル(XMODEM,YMODEM)
7-1 どのようなプロトコルがあるか
7-2 XMODEMの詳細
7-3 YMODEMの詳細
第8章 パソコン通信用ファイル転送プロトコル(ZMODEM)
8-1 ZMODEMの概要
8-2 制御コードとエスケープ処理
8-3 ZMODEMのフレーム(ブロック)
8-4 フレーム・タイプ
8-5 ファイル情報の送信
8-6 ウィンドウ処理
8-7 処理の流れ
第9章 XMODEMによるパソコン通信プログラムの作成
9-1 XMODEMの作成
9-2 XMODEMプログラムの仕様
9-3 XMODEM起動コマンド
9-4 その他の付加機能
9-5 コンパイルとリンク