Last Update 2003/10/15
入門TRY COMPUTING シリーズ

BIOSからファイル転送,通信プロトコルの作成まで
パソコン通信プログラムのすべて

由本 正英 著
B5変型判 216ページ
定価3,098円(税込)
JAN9784789835343
1994年11月1日発行
[絶版2000.4.20] パソコン通信プログラムのすべて
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 最近では,パソコン通信が身近になってきましたが,プログラミング技術としてみると,パソコンに関する知識だけでなく,公衆回線やプロトコルなどに関する膨大な知識が必要で,とても手に負えそうもありません.本書は,この大変そうな知識を整理して,パソコン通信プログラムの作り方を詳しく解説してあります.

目次

第1章 通信プログラムにはどのようなものがあるか
 1-1 市販の通信プログラムを分類すると

第2章 通信プログラムを作るために必要な基礎知識
 2-1 RS-232Cの規格
 2-2 RS-232Cの信号線と接続法
 2-3 パリティ・チェックの役割
 2-4 最も簡単な送受信の取り決め - フロー制御
 2-5 公衆回線とモデムの関係
 2-6 同期と非同期
 2-7 ITU-TのVシリーズ勧告
 2-8 モデムの種類
 2-9 MNPモデム
 2-10 V.42とV.42bis
 2-11 プロトコルとは

第3章 PC9801用 RS-232C BIOSの作り方
 3-1 標準RS-232C BIOSの問題点
 3-2 RS-232C BIOSの作成に必要なLSIの制御

第4章 作成したRS-232C BIOSの機能と使い方
 4-1 ポートのオープン
 4-2 ポートのクローズ
 4-3 ステータスの取得
 4-4 コマンドの書き込み
 4-5 受信ステータスの取得
 4-6 1バイトの送信
 4-7 1バイトの受信(受信バッファからの取り出し)
 4-8 RS-232C BIOSの使い方

第5章 実用になるモデム制御プログラムの作り方
 5-1 2台のパソコンを直結する
 5-2 モデムを使用した通信
 5-3 MNPモデムの制御
 5-4 モデムの初期化
 5-5 電話回線との接続
 5-6 通信中のデータの流れとモデムの制御
 5-7 BBSへのアクセス

第6章 作成した実用通信プログラムの詳細と仕様
 6-1 通信プログラムの概略
 6-2 通信プログラムの詳細仕様
 6-3 コンパイルとリンク

第7章 パソコン通信用ファイル転送プロトコル(XMODEM,YMODEM)
 7-1 どのようなプロトコルがあるか
 7-2 XMODEMの詳細
 7-3 YMODEMの詳細

第8章 パソコン通信用ファイル転送プロトコル(ZMODEM)
 8-1 ZMODEMの概要
 8-2 制御コードとエスケープ処理
 8-3 ZMODEMのフレーム(ブロック)
 8-4 フレーム・タイプ
 8-5 ファイル情報の送信
 8-6 ウィンドウ処理
 8-7 処理の流れ

第9章 XMODEMによるパソコン通信プログラムの作成
 9-1 XMODEMの作成
 9-2 XMODEMプログラムの仕様
 9-3 XMODEM起動コマンド
 9-4 その他の付加機能
 9-5 コンパイルとリンク