Last Update 2003/10/15

ANSI Cの標準関数の詳細と使い方
C言語実践プログラミング入門

大貫 広幸 著
B5変型判 226ページ
5"2HD FD付き
定価2,990円(税込)
JAN9784789835480
1992年7月20日発行
[絶版1998.2] C言語実践プログラミング入門
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 C言語は,ライブラリ関数が充実していることが最大のメリットですが,その有効な使い方を理解していないとせっかくの宝の山がたいへんもったいないものになってしまいます.本書は,ANSIが規格として規定しているライブラリ関数について,どのように利用したらよいかを詳細に解説しています.

目次

第1章 ANSI規格のC言語の文法と標準関数の概要
 1.1 パソコンやUNIXのC言語の互換性
 1.2 ANSIのC言語で統一化を進める
 1.3 K&RのCとANSIのCとの文法上の相違点
 1.4 ANSI規格のライブラリ
 1.5 ANSI規格のヘッダ・ファイルの内容

第2章 定数や型、文字、文字列の処理関数
 2.1 stddef.hとerrno.h
 2.2 ctype.h上の文字操作関数
 2.3 string.h上の文字操作関数とメモリ操作関数

第3章 可変引数のアクセスと非局所的ジャンプ
 3.1 ANSI規格の可変引数のアクセス方法
 3.2 関数への引数の渡し方
 3.3 マクロva_start,va_arg,va_endによる可変引数のアクセス方法
 3.4 "..."の部分で関数に渡す,あるいは渡される実引数のアクセス
 3.5 "..."の部分の値(実引数)を変更する場合の方法
 3.6 "..."の部分の値(実引数)を他の関数に引数として渡す場合の方法
 3.7 "..."のすぐ左に書かれる仮引数の型に関する注意
 3.8 非局所ジャンプの必要性
 3.9 非局所ジャンプの使用方法
 3.10 関数setjmpとlongjmpの処理内容について

第4章 プロセス制御関数
 4.1 プロセス制御関数とプロセスの起動と終了
 4.2 main関数とstdlib.h上のプロセス制御関数の使い方
 4.3 シグナルの送受信
 4.4 MS-DOS用のCコンパイラがサポートするシグナル
 4.5 シグナルを使ったプログラム例

第5章 データ変換、整数演算、乱数、ソート
 5.1 データ変換のための関数
 5.2 整数算術関数
 5.3 疑似乱数発生関数
 5.4 メモリ管理関数
 5.5 ソートと検索のための関数
 5.6 システム関連の関数

第6章 時間処理関数
 6.1 時間を読み出すための関数
 6.2 時間情報を操作する関数
 6.3 時差の調整と夏時間の指定方法

第7章 診断マクロと基本型の特性、数字関数
 7.1 診断マクロassertの使い方
 7.2 基本型の特性を定義するヘッダ・ファイルlimits.hとfloat.hの内容
 7.3 float.hが定義している浮動小数点型データの特性
 7.4 数学的関数の使い方

第8章 入出力関数
 8.1 stdio.h上の入出力関数
 8.2 stdio.h上の入出力関数の仕様
  (1)ファイル・アクセス関数
  (2)ファイル操作関数
  (3)文字入出力関数
  (4)直接入出力関数
  (5)書式付き入出力関数
  (6)ファイル位置関数
  (7)エラー処理関数