Last Update 2004/09/06

Delphiで学ぶデータ分析法
プログラミングによる統計処理の実践的アプローチ

岡本 安晴 著
B5変型判 276ページ
3.5"FD付き
定価2,970円(税込)
JAN9784789835862
1998年3月20日発行
[絶版2001.4.30] Delphiで学ぶデータ分析法
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 本書は,統計的なデータ分析法についての入門書です.
 統計法の理解には,実際のデータの分析における,計算過程の経験を通じて養われる,という側面がありますが,本書では,その計算過程とともに,プログラミングすることによって理解しようというコンセプトが盛り込まれています.これによって,手計算では現実的ではない大量のデータ分析もプログラミングによって容易に正確に試すことができます.
 本書で用いた処理系は,定評のあるDelphi/Object Pascalです.サンプルプログラムはいたずらにGUIに凝ることなく分かりやすさに重点を置いているため,数式との対応が容易に分かります.
 本書は,理工系学生,関連技術者にとって,必携の書となるでしょう.

目次

第1章 記述統計
 1-1 データの分布(度数分布)
 1-2 平均値,分散など
 1-3 中央値と四分位数
 1-4 2変数の関係
  1-4-1 散布図
  1-4-2 相関係数
 1-5 回帰分析(単回帰モデル)
 1-6 偏相関係数

第2章 確率と検定
 2-1 確 率
 2-2 パラメトリック検定
 2-2-1 平均の検定
 2-2-2 分散の検定
 2-2-3 相関係数の検定
 2-2-4 分散分析
  2-2-4-1 被験者間要因の場合
  2-2-4-2 被験者内要因の場合
 2-3 ノンパラメトリック検定
  2-3-1 2項検定
  2-3-2 カイ2乗検定(度数分布の検定)
  2-3-3 カイ2乗検定(連関表の検定)
  2-3-4 差の検定(独立なデータ)
  2-3-5 差の検定(対応のあるデータ)
 2-4 ランダマイゼーション検定
  2-4-1 Kruskal-Wallis one-way analysis of variance(被験者間要因の分析)
  2-4-2 Friedman two-way analysis of variance by ranks(被験者内要因の分析)
  2-4-3 順位相関係数

第3章 推定
 3-1 点推定
  3-1-1 モーメント法
  3-1-2 最尤推定法
 3-2 区間推定
  3-2-1 平均値の差の区間推定(対応のあるデータの場合)
  3-2-2 平均値の差の区間推定(独立なデータの場合)
  3-2-3 分散の比の区間推定
  3-2-4 相関係数の区間推定
  3-2-5 2項分布の母数pの区間推定
 3-3 事前分布と事後分布(ベイズ的アプローチ)

第4章 回帰分析(重回帰モデル)

A 付 録
 A-0 描画
 A-1 根の計算
  A-1-1 Bisection法
  A-1-2 Newton法
 A-2 積分
  A-2-1 シンプソンの公式
  A-2-2 ガウスの積分公式
 A-3 分布関数
  A-3-1 標準正規分布
  A-3-2 標準正規分布における偏差
  A-3-3 カイ2乗分布
  A-3-4 t分布
  A-3-5 F分布
  A-3-6 Uの分布(Mann-Whitney U test)
  A-3-7 Tの分布(Wilcoxon signed ranks test)
  A-3-8 2項分布
 A-4 乱数
  A-4-1 一様乱数
  A-4-2 正規乱数
  A-4-3 その他の乱数
  A-4-4 検定力のシミュレーション
 A-5 行列と逆行列

参考文献

索引

付録フロッピディスクについて