Last Update 2003/10/15
データ構造とアルゴリズム・シリーズ 1

データ構造
Cプログラム例と演習問題付き

浪平 博人 著
A5判 184ページ
3.5"2DD FD付き
定価2,563円(税込)
JAN9784789836739
1995年5月31日発行
[絶版2000.11.17] データ構造
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 本書で解く「データ構造」は,問題を処理する際に,処理すべきデータをどのように表したらもっとも効率がいいかについて体系的に述べたものです.理科系だけでなく,調査・予測・分析などにたずさわる文科系の読者も強く意識して書かれています.

目次

プロローグ

1 配列
 1.1 定義,性質および操作
 1.2 配列の特徴
 1.3 配列の使い方
 1.4 配列を使った問題表現例
  1.4.1 グラフ表現
  1.4.2 線形変換
  1.4.3 確率推移
   補足:収束値の理論計算
  1.4.4 固有値問題
 1.5 演習

2 スタック
 2.1 スタックの定義,性質
 2.2 スタックの使われ方
 2.3 演習

3 キュー
 3.1 キューの定義,性質
 3.2 待ち行列について
   補足:待ち行列理論

4 リスト
 4.1 リストの定義,性質
 4.2 リストのプログラム的表現(Cによる)
 4.3 リストの発展的工夫事項
  4.3.1 Circular list
  4.3.2 双方向リスト
 4.4 リストによる表現が適切な問題例
 4.5 演習

5 ツリー
 5.1 ツリーとはなにか,およびその性質
  5.1.1 ツリーの三つの訪問の仕方
  5.1.2 ツリーの表す内容例
  5.1.3 基本操作(中間順序訪問)
 5.2 ツリーのプログラム的表現(Cによる)
 5.3 ツリー処理の特徴,解析
  5.3.1 検索の効率
  5.3.2 ツリーはデータの追加・削除がすばやく行える
  5.3.3 ツリーの茂り方
  5.3.4 節点Aの一つ前と一つ後の節点との関係
 5.4 ツリー関連事項
  5.4.1 AVL
  5.4.2 ハフマン・コード
  5.4.3 糸付きツリー(thread tree)
  5.4.4 番人
 5.5 演習

6 ヒープ(整列二分木)
 6.1 整列二分木(ヒープ:heap)の定義および基本操作
  6.1.1 整列二分木の構築
  6.1.2 整列二分木への追加と削除
 6.2 整列二分木の特徴
 6.3 関連事項:整列二分木を使ったソート法
 6.4 問題表現
 6.5 演習

7 Bツリー
 7.1 Bツリーの定義および基本操作
  7.1.1 Bツリー構造の内容
  7.1.2 基本操作
 7.2 Bツリーの特徴
   補足:なぜBツリーはルートから葉までの距離が皆等しいか
 7.3 演習

8 trie(トライ)
  トライ構造の特徴

9 ハッシュ
 9.1 ハッシュ構造の定義および基本操作
  9.1.1 ハッシュ構造とは
  9.1.2 衝突したデータの処理について
  9.1.3 リニア・プローブ法のデータの削除
 9.2 ハッシュ関数
   参考:衝突の起こりやすさの実感的な解説
 9.3 ハッシュ法の解析
  9.3.1 チェーン法
  9.3.2 リニア・プローブ法
   補足:Σi=1j+1ipi=(m+1)/(m-j+1)の証明
 9.4 演習

参考文献
INDEX
本書に掲載したおもなプログラム一覧
添付フロッピ・ディスクについて