Last Update 2007/09/21
Back Office Magazine BOOKS

Microsoft BackOffice Small Business Server
SBSによるSOHOサーバー構築法

岡崎 俊彦 著
B5変型判 184ページ
定価2,090円(税込)
JAN9784789836500
1998年11月1日発行
[絶版2001.4.30] SBSによるSOHOサーバー構築法
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.

 本書はSOHO(Small Office and Home Office)でネットワークを導入し,インターネットに接続するための入門書です.
 システム環境としてはMicrosoft BackOffice Small Business Server 4.0を前提としています.Microsoft BackOfficeとは,ネットワークサーバーOSとして有名なMicrosoft Windows NT Server 4.0をベースに,ネットワークサーバーとして必要な各種の機能を1つのパッケージにした商品です.そして,Microsoft BackOffice Small Business Serverとは,Microsoft BackOfficeのSOHO向け小規模版です.
 筆者自身SOHOの自営業者でLANを構築して仕事をしています.取引先との連絡やデータの送受信にはインターネットを活用し,LANでは各種のデータの共有やコンピュータの効率的活用に努めています.本書はこうした筆者の実体験をもとに執筆しました.
 本書の特徴は,Windowsのアプリケーションならだいたい使い方がわかる,コントロールパネルを操作して環境設定を変更するぐらいなら大丈夫というWindowsアプリケーションユーザーを想定して,SOHOのネットワークを構築してインターネットに接続するための具体的な入門書として構成しました.従って,単なるインストールマニュアルではなく,実際にSOHOのサーバーとして利用していく上で必要な情報を簡潔に盛り込んでいます.

目次

1 SOHOとネットワーク
 1.1 SOHOのネットワークを考える
  1.1.1 SOHOとネットワーク
  1.1.2 ネットワークの意味
  1.1.3 SOHOに最適なネットワークの条件
 1.2 MICROSOFT BACKOFFICEの概要
  1.2.1 BACKOFFICE製品群とBACKOFFICEの違い
  1.2.2 BACKOFFICEとBACKOFFICE SBSの違い
 1.3 インターネットにどう接続するか
  1.3.1 インターネットに接続する3つの方法
  1.3.2 セキュリティの問題

2 TCP/IPとインターネットの基礎知識
 2.1 ネットワークの概要
  2.1.1 LANのクライアントとサーバー
  2.1.2 MICROSOFT NETWORKとドメイン
  2.1.3 インターネットとイントラネット
  2.1.4 パソコン通信
  2.1.5 プロトコル
 2.2 TCP/IPプロトコル
  2.2.1 TCP/IPの概要
  2.2.2 IPアドレス
  2.2.3 サブネット
  2.2.4 サブネットマスク
  2.2.5 クラスとプライベートアドレス
  2.2.6 JPNICによって割り当てられるIPアドレス
  2.2.7 クラスレス
  2.2.8 ルーターとゲートウエイ
  2.2.9 DHCP
  2.2.10 DNS
  2.2.11 インターネットのドメイン名
  2.2.12 ドメイン名の命名
  2.2.13 URLアドレスの詳細
  2.2.14 WINS
  2.2.15 プロキシサーバー
  2.2.16 電子メールのプロトコル

3 BACKOFFICE SBSのセットアップ
 3.1 BACKOFFICE SBSに必要なシステム
  3.1.1 システム本体の必要条件
  3.1.2 BACKOFFICE SBSを快適に使用する環境
  3.1.3 バックアップ装置
  3.1.4 サーバー専用機は何が特別なのか
 3.2 BACKOFFICE SBSのセットアップの前準備
  3.2.1 周辺機器の装備と接続
  3.2.2 他OSとの共存
  3.2.3 サーバー専用機の特殊性
 3.3 BACKOFFICE SBSのセットアップ
  3.3.1 SETUP DISKの起動
  3.3.2 ディスク装置の検出
  3.3.3 システム環境の確認
  3.3.4 パーティションの選択とフォーマット
  3.3.5 再起動
  3.3.6 ソフトウエア使用許諾契約書
  3.3.7 組織情報の入力
  3.3.8 CDキーの入力
  3.3.9 ネットワークの設定
  3.3.10 日付けと時刻の設定
  3.3.11 インストールウィザードの起動
  3.3.12 組織の詳細情報の入力
  3.3.13 インストールモードの選択
  3.3.14 管理用パスワードの入力
  3.3.15 セットアップの終了
 3.4 作業一覧によるセットアップ
  3.4.1 作業一覧の概要
  3.4.2 新しいプリンタの追加
  3.4.3 新しいユーザーの追加
  3.4.4 コンピュータのセットアップ
  3.4.5 クライアントのセットアップ
  3.4.6 インターネットサービスプロバイダでのサインアップ
  3.4.7 ユーザーライセンスの追加
  3.4.8 システム修復ディスクの作成
 3.5 スタートメニューの概要
  3.5.1 BACKOFFICE SBSのスタートメニュー
  3.5.2 クライアントのスタートメニュー

4 インターネットへの接続
 4.1 DREAM★SBSへの接続
  4.1.1 DREAM★SBSは最も簡単
  4.1.2 ドメイン名の取得
  4.1.3 DREAM★SBSへの申し込み
  4.1.4 DREAM★SBS接続のセットアップ
  4.1.5 DREAM★SBSの詳細
 4.2 OCNへの接続
  4.2.1 NTT OCNエコノミーの概要
  4.2.2 OCNへの申し込み
  4.2.3 システム構成
  4.2.4 接続設定の概要
  4.2.5 ネットワークアダプタの追加
  4.2.6 ルーターに接続するためのBACKOFFICE SBSの設定
  4.2.7 OCNに接続するためのルーターの設定
  4.2.8 DNSサーバーの設定
  4.2.9 EXCHANGE SERVERの設定
 4.3 個人向けプロバイダへの接続
  4.3.1 ダイヤルアップルーターの設定
  4.3.2 DHCPマネージャの設定
  4.3.3 コントロールパネルの設定
  4.3.4 ルーターの設定
  4.3.5 クライアントの設定
  4.3.6 電子メールの設定の概要
  4.3.7 EXCHANGE SERVERの設定
  4.3.8 電子メールのプロファイル設定

5 BACKOFFICE SBSの運用
 5.1 ユーザーの管理
  5.1.1 ユーザーの追加
  5.1.2 ユーザーが使用する共有フォルダ
  5.1.3 ユーザーの削除
  5.1.4 アクセス権の変更
 5.2 インターネットメールソフトを使う
  5.2.1 SMTP/POP3を使うために
  5.2.2 POP3ルーティングの設定
  5.2.3 SMTP/POP3メールソフトの設定
 5.3 電子メール配布リスト
  5.3.1 メーリングリスト
  5.3.2 受信者アドレスの追加
  5.3.3 電子メール配布リストの作成
 5.4 トラブル診断ユーティリティ
  5.4.1 Windows NTのトラブル解明
  5.4.2 Windows NT診断プログラム
  5.4.3 イベントビューア
 5.5 データのバックアップと復元
  5.5.1 テープドライブは必須
  5.5.2 BACKOFFICE SBSでバックアップすべきもの
  5.5.3 システム修復ディスクの作成
  5.5.4 ディスク構成情報の保存
  5.5.5 テープドライブのセットアップ
  5.5.6 MICROSOFT BACKUP
  5.5.7 効率的なバックアップ
 5.6 ディスクの管理
  5.6.1 ソフトウエアによるRAID
  5.6.2 ミラーセット
  5.6.3 パリティ付きストライプセット
  5.6.4 ボリュームセット
  5.6.5 MOドライブの使用
  5.6.6 予期せぬディスク番号の入れ替え現象への対応
  5.6.7 フォルダの共有
 5.7 FRONTPAGE 98
  5.7.1 MICROSOFT FRONTPAGE 98とは
  5.7.2 FRONTPAGEのセットアップ
  5.7.3 FRONTPAGE SERVER EXTENSIONS
 5.8 BACKOFFICE製品群へのアップグレード
  5.8.1 BACKOFFICE SBSアップグレードの注意
  5.8.2 SERVICE PACKとOPTION PACK

6 ドライブの増設
 6.1 ドライブの増設
  6.1.1 ドライブの増設の必要性
  6.1.2 EIDEとSCSI
  6.1.3 EIDEの転送速度
  6.1.4 SCSIの種類
  6.1.5 増設ドライブのフォーマット
  6.1.6 FATファイルシステムのNTFSへの変換
 6.2 フォルダの移動
  6.2.1 共有フォルダを移動する
  6.2.2 共有フォルダUSERS SHARED FOLDERS
  6.2.3 WEBフォルダINETPUBの移動
 6.3 EXCHANGE SERVERの最適化
  6.3.1 EXCHANGE SERVERのデータベース
  6.3.2 EXCHANGE SERVERの最適化

7 クライアントの活用
 7.1 クライアントのOS
  7.1.1 Windows NT WORKSTATIONとWindows 98
  7.1.2 BACKOFFICE SBSクライアントに最適なOS
  7.1.3 Windows NTを使用する際の注意
 7.2 FAXとモデムの活用
  7.2.1 共有FAXモデムのセットアップ
  7.2.2 共有FAXによる送信
  7.2.3 共有FAXによる受信
  7.2.4 共有モデムの登録(Windows NT)
  7.2.5 共有モデムの登録(Windows 98)
 7.3 共有フォルダの活用
  7.3.1 共有フォルダのパス名
  7.3.2 共有フォルダのドライブ文字割り当て
 7.4 OUTLOOKの活用
  7.4.1 OUTLOOKの概要
  7.4.2 送信メールの取り消し
  7.4.3 スケジューラ
  7.4.4 パブリックフォルダ
  7.4.5 インポートとエクスポート
  7.4.6 OUTLOOK 97とOUTLOOK EXPRESSの違い
 7.5 MICROSOFT OFFICE
  7.5.1 MICROSOFT OFFICEの送信メニュー
  7.5.2 メールの宛先
  7.5.3 回覧先
  7.5.4 EXCHANGEフォルダ
  7.5.5 FAX送信
  7.5.6 HTML形式保存

8 索引