Last Update 2019/03/07

AVRで魚型ロボットのメカを動かす
マイコン搭載ロボット製作入門

平田 宏一 著
B5変型判 160ページ
定価2,420円(税込)
JAN9784789837330
2005年12月1日発行
[絶版2012.6.5] マイコン搭載ロボット製作入門

 自分の手でモノを作るのはとても楽しいことです.それも自分の思い通りに動くものであればなおさらのことです.
 本書では,マイコン(AVR)を使った簡単な電子回路を製作し,様々なモータを動かしています.ソフトの開発にはBASIC言語を使います.そして,その動きを利用して,魚のように泳ぐロボットを製作します.マイコンを使ってモータを動かすことができれば,魚ロボットばかりでなく,様々な電子機械に応用できるのは言うまでもありません.「モノ作り」の楽しさは,各自のアイデアを具現化することにあります.
ぜひ,メカを生き生きと動かす手法を学んでください.
目次

はじめに

第1章 マイコンを使ってみよう
 1.1 構想からもの作りへ
 1.2 マイコンの定義と種類
 1.3 マイコンの特徴
 1.4 マイコンでできること
 1.5 AVRマイクロコントローラとは
  Column 1.1 AVRマイコンの仕様について

第2章 開発ツールをそろえよう
 2.1 マイコン開発環境
 2.2 AVRライタ
 2.3 開発用ソフトウェア
 2.4 開発環境の整備
 2.5 電子工作に必要な工具
  Column 2.1 パソコンとマイコンのプログラミングの違い
  Column 2.2 ちょっと便利なリンク・ケーブル

第3章 機械を動かすメカニズム
 3.1 モータの種類と特徴
 3.2 運動についての基礎知識
 3.3 機械部品の基礎知識
 3.4 機械材料の基礎知識
 3.5 魚ロボットを作り上げる技術
  Column 3.1 様々な接着剤
  Column 3.2 もっと詳しく機械部品を勉強したい方は

第4章 AVRの基本回路を学ぼう
 4.1 準備する電子部品
 4.2 AVR基本回路の製作
 4.3 プログラムの作成と書き込み
 4.4 マイコンの取り付けと動作確認
  Column 4.1 はんだ付けのポイント
  Column 4.2 AVRマイコンAT90S 2313の機能
  Column 4.3 グラウンドについて
  Column 4.4 ありがちなミス「ソフト」
  Column 4.5 ありがちなミス「ハード」

第5章 サーボ・モータを使った簡単魚ロボットを作ってみよう
 5.1 簡単魚ロボットの仕様
 5.2 R/Cサーボ・モータの構造と制御信号
 5.3 サーボ・モータを動かすAVRマイコン回路
 5.4 プログラム
 5.5 メカの製作
 5.6 サーボ・モータを使って何ができるのか
  Column 5.1 産業用サーボ・モータ
  Column 5.2 最小限構成のマイコン回路
  Column 5.3 簡単魚ロボットを良く泳がすには?
  Column 5.4 二つのサーボ・モータを動かすマイコン回路とプログラム

第6章 直流モータを動かしてみよう
 6.1 直流モータの特徴と構造
 6.2 トランジスタを使って直流モータを動かす
 6.3 直流モータ用ドライバ素子を使う
 6.4 大電流直流モータを動かす
 6.5 直流モータを使った魚ロボット
  Column 6.1 直流モータと交流モータ
  Column 6.2 直流モータの基本特性
  Column 6.3 直流モータのノイズ対策

第7章 ステッピング・モータを動かしてみよう
 7.1 ステッピング・モータの構造と原理
 7.2 ステッピング・モータを動かすAVRマイコン回路とプログラム
 7.3 ステッピング・モータを使った魚ロボットの紹介
  Column 7.1 ステッピング・モータの種類
  Column 7.2 リレーを使う

第8章 より進んだ魚ロボットの製作
 8.1 魚ロボットの仕様
 8.2 コントロールするラジコン送信機の改造
 8.3 AVRマイコン回路の製作
 8.4 プログラムの作成
 8.5 メカの製作と組み立て
 8.6 重量バランスの調整と動作確認
  Column 8.1 ラジコン用プロポの周波数
  Column 8.2 A-D変換について

  APPENDIX 1 開発ツールのセットアップ
  APPENDIX 2 BASCOM-AVRの文法と記述法
  APPENDIX 3 プリント基板を作ろう
  APPENDIX 4 関連ホームページ

 索引