さぁ、XLM文書を作ってみよう

 さぁ,Windows版のメモ帳を用意してください.難しいことは考えずに,とにかく実践あるのみです! XMLのWebページは,メモ帳ひとつあれば制作できます.表示確認には,Windows版のMicrosoft InternetExplorer5.0以上があればOKです.本書のサンプルは,Windows98版のMicrosoft InternetExplorer5.01(以下IE5.01と略す)で確認しています.

 XMLのWebページ制作には,Windows環境があれば,特別な設備を必要としない.

 Windows版IE5.0以上の環境があれば,誰でもXMLのWebページを訪問できる.

 1行の文字列を表示させるページを作ってみましょう.「XMLサンプル集」という文字列を表示させてみます.もし,これがHTMLのWebページなら,重要度の高い見出しとして<h1></h1>タグで挟むところです.では,XMLではどう記述すればよいでしょうか.

 リスト1の通り入力してください.

 さて,入力できましたか?これがXMLのコードです.<h1>ではなく,筆者が付けた<題名>というタグを使っています.このように,XMLでは,制作者が自由にタグを付けることができます.

XML文書の決まり

 XMLにも,HTMLと同様,いろいろな決まりがあります.なぜリスト1のように記述するのか,その理由を見ていきましょう.XMLのWebページ制作にあたっては,次の8箇条を守りましょう.注:1

XMLのWebページ制作における8箇条

(1)XML文書であることを宣言する.
(2)文字コードを指定する.
(3)XML文書には,一つのルート要素を書く.
(4)全ての要素は正しく入れ子にする.
(5)すべての要素には,終了タグを書く.
(6)指定した文字コードで保存する.
(7)属性値は,二重引用符で挟む.
(8)大文字,小文字を区別する.

 


注:1 いまここで,この8箇条の用語をすべて覚えている必要はありません.


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