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21世紀を迎え新世紀に向けたセットも2000年大晦日迄には出そろっています.そこで21世紀初の号では,昨年発表された製品のユーザーリポートをまとめてお送りします. 久々のオールモードのポータブル機であるYAESU FT-817,20世紀を締めくくって打ち上げられたアマチュア衛星AO-40にも対応したV・UFHオールモード機アイコムIC-910,HFから1200MHzまでと広い帯域を持つ次世代トランシーバ ケンウッドTS-2000,20世紀の技術を集大成した究極のHFトランシーバYAESU Mark V FT-1000MP,どのセットも現時点での最強・最新機種です. いち早くこれらの製品を試用したベテランのリポートをお楽しみください.


YAESU FT-817
ポータブル・オールモードトランシーバ

FT-817との初遭遇は昨年のハムフェア会場でした.真っ先に向かったQRPクラブのブースでは既に話題騒然,それっとばかり一目散にYAESUの看板を目指して飛んでいきました.もはや会場内のほかの新製品は目に入りません.展示された参考出品のFT-817を散々触れてそれ以来,発売まで心待ちしていた時間の長いこと長いこと.そのあいだに情報はインターネットを媒介として世界中のQRPerに向けて発信され,いろいろなサイトで話題に上りつづけたトランシーバーです.


アイコム IC-910
3バンドV・UHFオールモードトランシーバ

IC-821の後継機として,発売された144/430MHzオールモードトランシーバである.このIC-910はオプションの1200MHzユニットを装着することで,久々の3バンドオールモード機の登場ということになる.2波同時送受信という衛星通 信にも対応したIC-910は,本機の発表直後に打ち上げられたAO-40への対応を考えているサテライトファンからも注目を浴びている.また144MHzで100W,430MHzで75W出力の能力を秘めており,EMEなどのハイパワーを求めるユーザーの注目製品でもある.